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アンケートより「フォルテピアニシモ vol.14 」
Ⅰ部 善と悪のせめぎあいの世の中で、あたり前に生き当たり前に死んでゆくのが、意外と難しい昨今である。駅員の逸話は、自分だったらどうしたか考えさせられた。
法治国家で、定められた規則、きまりをしゃくしじうぎに守っていては、世の中は円滑に進まないことも…。善悪の彼岸ということばがうかぶ。

Ⅱ部 拍手できる幸せを感じた。
メッセージより「フォルテピアニシモ vol.14 」
「朗読」を超えた本当に尊い舞台を見せていただき感動しました。
ライブハウスというより教会の中にいるような感覚で、光の中に立つえみさんは聖女のように美しかったです。透明なガラスのような声だったり、力強い声で読まれる言葉は、情景が目に浮かんできました。活字で読んでいる紙ピアノの短歌もえみさんが読むと、より心に響いてきました。
そしてブローチをつけていただいていたことがとっても嬉しかったです。
朗読と音楽と照明がぴったり合っていることも素晴らしいとあきのさんもおっしゃっていました。
ライブをしていただいてありがとうございました。南極へ行く前に今日のライブを見ることができて本当によかったです。
準備からパフォーマンスまで大変だったと思います。本当にお疲れさまでした。今日はゆっくりお身体を休めてくださいね。

アンケートより「フォルテピアニシモ vol.14 」
二回目に、おじゃますることができました。今年もお逢いすることができてうれしいです。
辛いこと、かなしかったこと、独りであったこと、そういったさみしさのような冷たいものを少しずつ忘れていく毎日です。絶対に無くならないようにと思っていたのに、不思議ですね。
けれど、その時に支えて下さっていた、言葉や人々のことは今も、とても身近に、大切に思います。
あの時、伊津野さんの言葉が傍にいて下さって、本当に救われました。信じることが難しかったり、大丈夫だとおもうことができなかったり、
そんな時がこれからもたくさんあると思うけれど、それでも何があっても、人のことを信じよう、好きでいようと思えるチカラをくれたのは伊津野さんです。
舞台上の伊津野さんは力強く、そして、はかなく、まぶしい。
伊津野さんが、詩や歌をよむと、体に静かに注がれた気持ちが良い。
来ることができて、良かった。ありがとうございます。
「フォルテピアニシモ vol.14 」感謝

今年十年目を迎える伊津野重美ソロライブ「フォルテピアニシモ vol.14 ~ Keep the holy fire burning ~」無事に終わりました。

十年も経つと、それぞれの方の人生に立ち会うような場面が多々ありました。傷つき、苦しみ、また時を経て再びこの場所に戻って来てくださる方々もいて、うれしいです。
私にもいろいろ起りますが、こうやって時は移りゆき、人と別れて、いろんなことが終わってゆくのだなと、改めてしみじみ感じています。
それだからこそ、この一瞬がかけがえのなく、いっそう愛おしいと…。

今までチームのように一緒に創ってくれていたスタッフが一新し、「 フォルテピアニシモ」の 新しいスタートとなりました。今までは美しく劇的な照明を創ってくださっていましたが、今回はライブハウスのシンプルで、繊細な照明だったように思います。
みなさまの感想などをお知らせいただけましたら幸いです。 

みなさまにとっても私にも、別れや終わりが、新しい出逢いや始まりでも、またありますように願っています。 
ご来場のみなさま、関係者と支えてきてくださった多くのみなさま、出逢えた方々に、心よりお礼を申し上げます。
「フォルテピアニシモ vol.14 ~ Keep the holy fire burning ~」明日


フォルテピアニシモ vol.14 ~ Keep the holy fire burning ~42.jpg

                                                    写真 田中流


いよいよ明日になりました。
「フォルテピアニシモ vol.14 ~ Keep the holy fire burning ~」

ご予約がなくても、途中からでもお入りになることができます。

みなさまのご来場を心よりお待ちしています。

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フォルテピアニシモ vol.14 ~ Keep the holy fire burning ~

そうならねばならないのなら手を離す さようならさようならここから


伊津野 重美 朗読

日時:2016年11月3日(木・祝)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売・予約¥2,500円+1drink、ペアチケット(前売・予約のみ)¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売 10月3日(月)より
前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1 TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

*未就学児のご来場はご遠慮いただいております。

◇ 伊津野 重美 Emi ITSUNO

1995年より作歌を、2000年より朗読の活動を始める。
2005年に第一歌集『紙ピアノ』を風媒社より刊行。
2015年伊津野重美 1st Album 『ひかりの素足』リリース。
詩誌『生命の回廊』発行・編集。
自らの企画で演出、出演をこなしながら、他の作家や他ジャンルとの
コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
2007年より朗読ライブシリーズ「フォルテピアニシモ」を開始する。
空間と時間までも<詩>へと昇華させる朗読は、祈りのようでもある。
http://paperpiano.la.coocan.jp/

fortepianissimo vol.14

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フォルテピアニシモ vol.14ご予約受付中
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                                        写真 田中流



毎年文化の日に恒例になっております「フォルテピアニシモ」が、いよいよ迫ってまいりました。
明日まで予約アドレスによりご予約いただけます。
お店側のご厚意により、ペアチケットを設けていただきました。
ぜひご家族ご友人など、お誘いあわせのうえご来場いただけましたら幸いです。

秋の祝日の吉祥寺でご来場を心よりお待ちしています。

なお、ホームページが移動しています。どうぞよろしくお願いいたします。

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フォルテピアニシモ vol.14  ~ Keep the holy fire burning ~


そうならねばならないのなら手を離す さようならさようなら ここから


       伊津野 重美   朗読

日時:2016年11月3日(木・祝)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売・予約¥2,500円+1drink、ペアチケット(前売・予約のみ)¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売 10月3日(月)より
    前売は店頭販売かweb予約
    予約アドレス https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1 TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

*未就学児のご来場はご遠慮いただいております。

◇ 伊津野 重美 Emi ITSUNO

1995年より作歌を、2000年より朗読の活動を始める。
2005年に第一歌集 『紙ピアノ』を風媒社より刊行。
2015年伊津野重美 1st Album 『ひかりの素足』リリース。
詩誌『生命の回廊』発行・編集。
自らの企画で演出、出演をこなしながら、他の作家や他ジャンルとの
コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
2007年より朗読ライブシリーズ「フォルテピアニシモ」を開始する。
空間と時間までも<詩>へと昇華させる朗読は、祈りのようでもある。
http://paperpiano.la.coocan.jp/

                         fortepianissimo vol.14

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PV「ひかりの素足」

映画監督の三宅流さんより私のCD「ひかりの素足」のPVを創っていただきました。

後半には、このCDを一緒に創ってくださったチェリストの森重靖宗さんもご出演くださっています。
単なるPVに留まらず、三宅監督の力強く美しい映像詩としての作品になっております。
三宅監督ほんとうにありがとうございました。

なお、三宅監督はドキュメンタリー映画『躍る旅人−能楽師・津村禮次郎の肖像』が公開中で、たくさんイベントなども開催されています。
どうぞそちらの方も併せてご覧くださいますと、うれしいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

究竟フィルムHP内の解説ページ
http://www.kukkyofilms.com/blank

ホームページが移動しています。
私のサイトが移動していますので、ご注意ください。

【paperpiano】
http://paperpiano.la.coocan.jp/

11月3日伊津野重美ソロライブ「フォルテピアニシモ vol.14」の情報ページは、こちらです。
http://paperpiano.la.coocan.jp/holy%20firehtml.html

なかなか更新できず申し訳ありませんが、細々と活動してゆきますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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フォルテピアニシモ vol.14  ~ Keep the holy fire burning ~
お待たせしました。
今年も私のソロライブ「フォルテピアニシモ」を公演できることになりました。
今回はスタッフが大幅に変わっていて、今までのようなステージではないと思いますが、
初心に帰って真摯にテキストを読ませていただきます。
私の試行錯誤をご覧いただけましたら幸いです。

みなさまに支えられてまいりました私の「フォルテピアニシモ」も、気が付くと早十年となりました。
いろいろあった年でしたが、こうやって時は移りゆき、人と別れて、
いろんなことが終わってゆくのだなと、改めてしみじみ感じています。
それだからこそ、この一瞬がかけがえのなく、愛おしいと…

別れや終わりが、新しい出逢いや始まりでも、またありますよう、
みなさまのご来場を心からお待ちしています。

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写真 田中 流


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フォルテピアニシモ vol.14  ~ Keep the holy fire burning ~


そうならねばならないのなら手を離す さようならさようなら ここから


       伊津野 重美   朗読

日時:2016年11月3日(木・祝)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売・予約¥2,500円+1drink、ペアチケット(前売・予約のみ)¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売 10月3日(月)より
    前売は店頭販売かweb予約
    予約アドレス https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1 TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

*未就学児のご来場はご遠慮いただいております。

◇ 伊津野 重美 Emi ITSUNO

1995年より作歌を、2000年より朗読の活動を始める。
2005年に第一歌集 『紙ピアノ』を風媒社より刊行。
2015年伊津野重美 1st Album 『ひかりの素足』リリース。
詩誌『生命の回廊』発行・編集。
自らの企画で演出、出演をこなしながら、他の作家や他ジャンルとの
コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
2007年より朗読ライブシリーズ「フォルテピアニシモ」を開始する。
空間と時間までも<詩>へと昇華させる朗読は、祈りのようでもある。
http://paperpiano.la.coocan.jp/

fortepianissimo vol.14

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秋の訪れ
今年も金木犀の香りが流れ始めました。

長く更新できず、ご心配をおかけしてしまった方々もいらっしゃったようで、申し訳ありませんでした。

ホームページが移行時期に来ているのですが、うまく動かせないでおりますので、こちらをご覧いただけますと新しい情報をお届けできます。
いろいろありまして、いつも以上にぼろぼろなのですが、この秋は、少しみなさまにお知らせしたいことがあります。

どうぞよろしくお願いいたします。
『ルック・オブ・サイレンス』
インドネシアで起きた大量虐殺の加害者たちを追った『アクト・オブ・キリング』のジョシュア・オッペンハイマー監督の、今度は被害者にスポットを当てた続編『ルック・オブ・サイレンス』をやっと観た。

1960年代のインドネシアで、およそ100万人が虐殺されたという。その犠牲者の弟が、加害者達に話を聞きに行くという恐るべきドキュメンタリー。

違う人種、違う宗教ですらない。同じ村に住む隣人が、名前も知っている若者を切り刻み、頭を刎ね、女の腹を裂き、乳房を切り落とし、咽喉を切り裂いて血を飲む。その様子を笑いながら楽しそうに話す者達は、その大量虐殺現場で、嬉々としてポーズを取って写真を撮る。命じた者達は、地位と名誉と財力までを得ていて、学校では偽の歴史が教えられ、そして、被害者の遺族が、半世紀を経てまだ危険を脱していないで口をつぐみ、怯えて暮らしていることが、心底から恐ろしいと思った。

そして、加害者が誰か知りながら同じ村に住み続ける被害者の遺族の悲しみ苦しみと恐れは、決して癒えることがない。
豊かな緑をわたる風のさざめきと鳥の声が、人間の愚行と狂気を包んで、なおさら美しく悲しい。

非常な危険を冒し、困難な撮影を敢行したスタッフと、感情を抑えて加害者達と対峙し、自分があなたにそうやって殺された人間の弟だと静かに告白するアディさんの姿に打たれた。

これは特別な場所の特別なことではなく、たやすく陥ってしまう人間の闇について考えさせる作品であり、二度とこのようなことが起きないよう、私達は学ばなければならない。
貴重な作品だが、苦しくなり過ぎてしまう人は、観ないで自分を守ることもまた、一つの勇気と思う。

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あけましておめでとうございます。

みなさまに素晴らしい一年となりますように。
世界は平和になりますように。

私は、今年もたくさん旅をして、たくさんの人と出会いたい。そして、新しいタイプの作品を作りたいと考えています。

写真は、「フォルテピアニシモ vol.13  ~ slight light ~」から、田中流さんの渾身の撮影です。
私のためにつくってくださった、こちらも渾身のSTAR PINE'S CAFEの照明とステージがいつも美しいのです。
今年も無事にみなさまの前に立つことができますように。
ありがとう2015年!
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写真 田中流

今年は、この5年ぐらいの不調からようやく少し立ち直り、フォルテピアニシモを2回と、初めてのアルバム『ひかりの素足』をリリースすることが叶った思い出深い年になりました。
そして、今年は、たくさん日本を旅することができた一年でした。
いつも朗読をしている宮沢賢治の故郷の岩手を贅沢にも敬愛するシンガーソングライターの新居昭乃さんの運転で旅したことが、特に心に残っています。
共通の大事な友人のお父様にご案内いただき、これも昭乃さんのご紹介で付かせていただいている心身の頼みの先生の故郷でもある花巻を旅して、先生や賢治の心に少し近づくことができたようで、とてもうれしく、また感慨深い旅となりました。

私は、いろんなことがうまくできなく、知っている人でも、知らない人はなおさら気が引けて、なるだけ会話を避けてしまうようなところがあるのですが、昭乃さんは、私が気が付くと旅先でも自分から他の人の写真を撮ってさしあげているのです。それは、歌の以前に愛を人に配っていることでもあり、私はとても反省しました。それでも、私にはできないです。昭乃さんには、いつも表現者の先輩としてだけでなく、人間としての生き方も、今年もたくさん教えていただきました。

そして、これも、昭乃さんのお誘いで参加させていただいた宮崎への旅で、前から行きたいと思っていた高千穂や弊立神宮に連れて行っていただき、生涯の友人となりそうな、よい人達と出逢うことができました。
また、これも前から行きたいと思っていた知床で、羆や尾白鷲を見ることが叶いました。去年の今頃には、沖縄でヤンバルクイナを見ることができたので、来年は何を見ることができるのか楽しみです。
この日本に、まだこのような自然が残っていることが、ほんとうにありがたく、守らなければならないと思いました。

たった一年に一、二回ですが、今の私はライブを中心に過ごしています。
貴重な時間をおして駆けつけてくださるみなさま、応援してくださるみなさま、素晴らしいステージを創ってくださるスタッフ、支えてくれる友人達、ほんとうにありがとうございました。
遅々とした歩みで申し訳ありませんが、来年は、今までとは異なった作品も公開できるように頑張ります。今後も見守っていただけましたら幸いです。
 
今年は、いつも以上に世界の不穏な空気を感じる一年となりました。
日本もどうなるか、私達の未来は、私達の判断でまだ変わってくる可能性があります。
絶望をせず、世に働きかけてゆき、少しでもよい世界を次の世代のためにご一緒に創ってゆきましょう。
今年も一年をありがとうございました。

どうぞ素晴らしいお年をお迎えください。
新居昭乃さんLive 『Flora~冬の庭園』
新居昭乃さんの二年ぶりの冬のライブへ珍しく友人達と。
今回は『Flora~冬の庭園』ということで、白と雪を身に着けてゆく。クリスタルの氷の庭に昭乃さんが現れ、終盤では、たくさんの雪の華が降った。
この時期に昭乃さんのライブがあることがありがたい。

「 ああ 美しい星 ああ 誰が壊してもいけない
ああ 安らかに眠る 子供達に伝えてゆく為に」(『美しい星』)
昭乃さんのこの世界への希いを感じ、浄められ、強められる。

昭乃さんのライブは、どんなに自分が弱って他のものに行くことができない時でも、出逢ってからは毎年拝見して来た。バイオリンの藤堂昌彦さんの初登場も観ていて、今回の美しいハープ演奏の吉野友加さんとの「Lhasa」や新ユニットVelsipでもまた、新たな昭乃さんの世界の魅力が拡がっていて、うれしい。

私がライブのことで悩んでいた時に、昭乃さんから「創り出すことを楽しんで」と言っていただいたことを思い出した。
そして、「自分の使命にフォーカスして精一杯やること」を。
私は迷いやすく、目先の苦しみに囚われて、すぐ見失ってしまう。昭乃さんがいてくださって、よかった。
制作過程のお話をずっとうかがっていて楽しみにしていた、新ユニットVelsipのCD「Shardora」を連れて帰ると、私のCDや歌集まで持っていってくれている人から、いよいよ南極の地に降り立ったとメールが届いていた。

人間は、どんなに醜悪にも崇高にもなることができ、脆くも強い。
そして、生きていることと死んでいることは、ほんとうに紙一重だ。
弱ってふっと魔がさしてしまうような時には、つなぎとめ、少しの勇気でどこまでも歩いてゆける人には、そっと背中を押す者で、言葉でありたい。

「くるみ割り人形」
クリスマスの贈り物「くるみ割り人形」を観る。
森下洋子さんは、今も圧倒的な存在感で満場を魅了し、舞台セットや衣装の美しさもあり、一瞬で夢の魔法がかかる。

小柄で可憐な姿は、少女クララにしか見えず…
身体を酷使するバレエを、ここまで長年続けてきたこと、その厳しさと努力は、どんなに過酷なものであったろう。
これは、マイヤ・プリセツカヤと並び、奇跡に近い驚異で、世界の宝物である。

弾けるような笑顔だったのが、最後のクリスマスメドレーの『Silent Night』で、急に無防備な泣きべそ顔になって少し驚いた。踊りきって感無量になったというタイミングではない。おそらく平和と人々の幸福のことを願って踊ってきたものを、今の世界を悲しく、胸詰まったからのように感じた。

翌日も、あの泣き顔が気になって調べてみると、祖母と母が被爆を体験した被爆2世と知り、はっとする。
平和への強い思いも、それによって世界の現状を憂える気持ちも人一倍で、心から胸を痛めているだろう。
パリ・オペラ座にも主演している。パリでのテロも、さぞお辛いことだろう。

それでも、絶望へと立ち向かって、文字通りに倒れるまで、その美しい闘いを続いてゆくのだろう…
人間を、未来を破壊しようとする大きな力と、愛や美や智をもって抗い続ける者達がいる。
一人でも多く、それに続かなければならない。

映画『セバスチャン・サルガド』
セバスチャン・サルガド』を観る。

人生という旅を撮り続けてきたヴェンダースが、偉大な報道写真家サルガドを撮ったのは必然に近いだろう。

同時進行的にルワンダの虐殺を憂えていたものの、救いを求めて集まった教会や学校でも散乱する人骨の量に、改めて息をのむ。
自身の身を危険に曝しながらも、死、飢餓、暴力を直視し、撮り続けたサルガドが人間に絶望し、魂を病んでしまい、その後に、自然の力によって救われてゆくさまが痛ましくも、ありがたい。
これは、今年一番で観るべきものだろう。

今も私の耳には、人間の未来を壊す音が聞こえる。
人間は人間である限り、もう駄目なのだろうと思う。
壊すのは一瞬で、育むのには膨大な労力と時間がかかる。
それでも、サルガドのように絶望と闘い続けている人達がいる。
絶望するのは簡単だが、もはや絶望している時間などないのだ。どんなに微力でも抑止力にならなければいけない。

未来への希望の森を育てるのは、文字通り一本一本と樹を植えるような気が遠くなるような行為だ。
私にできることは、たとえどんなにわずかで力足らずであっても、言葉の種を一粒ずつまくことだけで、それしかできない。

まずは声をあげよう。みんなで。
泣き声でもいい。、一言でもいい。
私は殺されたくない。そして、殺したくも、殺させたくもない。
そのために、何をし、何をしないかだ。
自身で手を下さなくとも、無関心が人を殺すのだから。



感想「フォルテピアニシモ vol.13」 

今回素晴らしい朗読をきかせていただいてありがとうございました!
(これって「朗読」じゃなくて新しいジャンルだとおもう。例えば「いつのえみ」みたいな名前の)
「今回が一番!」を毎年更新しているところが伊津野さんのすごいところ。

今年の「れいこ」は、透明感を感じました。
またれいことともに列車に乗って、知らない駅で降りました。
ああ、ほんとうにいい詩ですね。

八木重吉、すごかった。
伊津野さんの身体を通して、光がたしかに見えました。

原民喜、すばらしかった。
「反戦」とは、声をあげることですもんね。
わたしは、原民喜を読むと怒りでカラダが熱くなってきちゃうんですよー。
伊津野さんの朗読でまたまた熱くなりました。

考えつくされた全体の構成と演出にも、うなるばかり。
ほんとうにすべてをひとりでされているとは、凄いです。
笹井さんから震災そして戦争へと、伊津野さんの選ばれるテーマはいつも興味深いですねー。

また、朗読の技術にも改めて驚きました。
情熱と技術、そして演出と、すべてがうまいバランスを取っていて、伊津野さんの心身の充実ぶりが伺えました。

ほんとうにすばらしかったです。

内海雅子さんより「フォルテピアニシモ vol.13」

「吉祥寺にて…」
想像を遥かに越えた異次元の
舞台に、すっかり
ひきこまれてしまう…
そこは
重美さんが放つ言葉と音の宇宙

大都会の街の一角の地下に
一点のスポットライトが
灯る
何にも見えないその中に
なんでも見える闇が浮かぶ…

ヤリタミサコさんより「フォルテピアニシモ vol.13」
出だしの聖書は意表をつかれた感じですが、すうーっと重美さんの世界に引き込む効果がありました。
世俗から精神世界へ、瞬間的に移動できた感じです。

一部では「精霊流し」がよかったと思います。前にも朗読されたと思いますが、やはり数年たって人生が長くなってくると表現の深みも増してきて、特に後半のおばあさんと娘さんとの、娘さんとその子供たちとの母子のリレーションの思いが、強く伝わってきました。死者と生者の境目とそのつながりが強く心に残り、えみちゃんの声を通して、精霊流しの風景が聞き手の心に何度もよみがえって見えてきます。

2部の最初の録音のボイスと生のアレンジはすごくよかったです。ぜひ、こういうアレンジもまたトライしてみて下さい。聞きたいです。
2部では、永井隆の短歌が印象に残りました。
気持ちのきれいな人だけがその世界に共振できるから、邪念や雑念があるとダメです。
えみちゃんはぴったりです。もう少し聞きたい気持ちにもなりました。
ただ、原民喜の詩はかなり重かったと思います。えみちゃんの意図もチャレンジもすばらしいと思いますが、もう少し絞って1編くらいでもよいのではないでしょうか。
朗読するえみちゃん自身の身体にも、過重な感じ(肩の動きで重そうな感じが見えました)だったので、あまり無理しないでね、と言いたくなりました。

「雪のひとひら」は、まるで宮沢賢治を聞くようで、トシとかクラムボンとかが出てきそうでした。
えみちゃんの存在そのものが重なっているからこそ、生きたストーリーです。
途中から、これはえみちゃんの存在の在り方だ、と思いました。
寓意ではないのですね。そのものを純粋に描くと、こうなるのです。
ピュアな精神性は見えないほどの透明さなので、このようなストーリーとして語ることで、ようやく耳で捉えられる形を持つのでしょう。

13回のフォルテピアニシモのうち、12回を拝見しました。
毎回、よりよいものを、との向上心に感服しています。
アンケートより「フォルテピアニシモ vol.13」

紙ピアノと出逢ってから、10年近くでしょうか。
初めておじゃまさせていただきました。
伊津野さんのお声は、絵が見え、どこかちがう場所へとみちびいて下さるようでした。
どうしようもないさびしさと悲しさをかかえた少女時代、よりそいつづけて下さり
ありがとうございます。

プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

********************

フォルテピアニシモ vol.15
 
~ All can sing ~

http://paperpiano.la.coocan.jp/sing%20html.html

伊津野 重美 朗読

2017年11月3日(金・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

**********************

伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

**********************

「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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