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◇ 雨の匂い 虹の匂い ◇飯田有子さんの日記

出演者で歌人の飯田有子さんの日記です。
お疲れ様でした。ベストリーディングをありがとうございました。

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 詩人の詩を歌人が読んで、
 歌人の短歌を詩人が読んで、という、
 このジャンル越え企画は歌人の伊津野さん。
 
 ◆
 私はイシダユーリさんの詩を読みました。
 リピートとスピード感の心地よいなかに、
 「うっかり重大なことまで言ってるじゃん!」
 (by村田ポチ氏)という作風。
 
白鳥忍はほんとうはモンゴルの人で
本名はもちろん白鳥忍ではないけれど
だれかが彼を白鳥忍と呼んで
彼自身がもしかしたら彼を白鳥忍と決めたのかもしれなくて
キックボクサー白鳥忍の発音する
後ろ回し蹴りのイントネーションがすき
白鳥忍はとてもつよい
 (イシダユーリ「マス」より)
 
 ◆わたしの短歌をイシダユーリ&小夜さん、伊津野さんが朗読。これが不思議でちがってきこえる。
 
婦人用トイレの表示がきらいきらいあたしはケンカ強い強い(「林檎貫通式」より)

 ユーリ&小夜コンビは二人で同時に、
 あるいは輪唱のように。
 きかん気の女の子的迫力。
 伊津野氏の声は呪文のようだ。

 声を重ねて読むというのは自分でも 
 長いことやってみたかったことで、
 こんな形で夢をはたしてもらったのが嬉しい。
 
 ◆
 キキ氏と雪舟えま氏は独特の妖精感で一緒に読むムードが双子。キキ氏はやさしい顔で練習に容赦ないダメだしをしたというし、えま氏は二次会会場であんきもを嬉々と迎え「あんきもエンジェル」と命名された。

秋は容赦ない美化委員だとおもう
秋はもっともいきものがしぬんじゃないかとおもう
(「秋」雪舟えま)

 ◆
 安田倫子さんの「ねむるいき」を伊津野さんとわたしが続けて朗読。575のような目に見える形式はないのだけど、独特の循環するようなリズムがあるテキスト。さらに伊津野さんはアレンジをかけて、かたこととさせる。うわあ思いつかなかったよー。
 「同じ詩とは思えないほど読み分けが面白かった」とお客さんの感想。そのアレンジのおかげです。 
 
 伊津野さんの歌集「紙ピアノ」を詩人3人が朗読。
 ストーリーを内包する情感あふれる歌を一首、
 えらびだして詩のラストにおくと、
 長歌ー反歌のように、 
 反射するガラスのペーパーウエイトみたいに聞こえる。

息ひとつほどけてゆきぬ あなたから遠いわたしの冬のはじまり(伊津野重美「紙ピアノ」より)

 ◆
 いろんな形で女性性をテーマにしている人たちが集まった、
 という印象があります。

おんなたちはがまんして
ぎりぎりまでがまんして
なにひとつもたず
だれのてもかりずに
(ひとりで ゆきます)
ぬれたせなかをまっすぐのばし
ゆっくりたちあがる
 (安田倫子「じょうはつざか」より)

寝返りをうつたびに
わたしのまわりをくるっと飛んだ
午後 目覚めたとき
鳥はひとりになるでしょう
 (「午後」詩:アスパラガス 朗読:小夜)
 
 ◆活字で読むのと、声に出して読むのとではテキストの体内に入ってくる深度がちがう。いいテキストにめぐまれたイベントでした。関係者来場者へ感謝します。

 ◆密度の濃いこい2時間で、お客さんたちはつかれなかったかな。ちょっとくすぐってあげたかったです。
 
 かけあしレポートでした。 
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.14
 
~ Keep the holy fire
       burning ~

伊津野 重美 朗読

2016年11月3日(木・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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