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『なにか、わたしにできることは? 』

不調箇所が増え、なかなか頑張ることができない日々が続いていた。
通院などのために、いつもより早く朝からばたばた出てしまうと、夜は疲れてしまっていた。

震災以来、体がもぎ取られるような激烈な痛みのなかで苦しんでいる人が多くいること、それなのに、自分が何もできないことを悲しく思う。
いろんな機能がうまくいかない私は、夏には部屋のなかにいても、熱まであがってしまう。炎天を歩いて帰ってくると、8度を越えることも十代の頃から少なくなかった。
こんな状態で、人に何かできるはずもなく、被災され苦しんでいる方々、被災地で支援をしている人達、猛暑のなかを抗議活動に参加している人達に、申し訳ないような気持ちで、無力感に打ちのめされていた。

なにか、わたしにできることは?
     ホセ カンパナーリ (著)、ヘスース シスネロス (イラスト)

犬と一緒に住んでいるおじさんは、新聞を読み、世界で起こっている全身がふるえあがるような記事に胸を痛め、不安でならなくなる。
けれども、「なにか、わたしにできることは?」という言葉が、自然に口から出るようになって、おじさん自身が救われてゆくのだった。
スタイリッシュで優しい画も、素晴らしい。
人種や種族を越えて、描かれていることに、画家のメッセージも感じて、胸がいっぱいになる。
素晴らしいコラボレーションで、1冊になっている。

大きな災厄にあった人達の役に立つことができなくても、隣人で困っている人、苦しんでいる人に声をかけ、手を伸べることができる。
目の前にいる人、隣にいる人を笑顔をしてゆくことがみなでできれば、人間は幸せになることができるのだ。


いちばん弱っていたのは、心だったかもしれない。

私には、言葉があった。
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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