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新居昭乃『White Planet』 sophia~

新居昭乃さんLive 2011『White Planet』

いつもの祝祭感は残しながらも、今回は最初からいつになく、ハッピーオーラの昭乃さんの気迫を感じるライブでした。
比べるのもあまりにも規模やレベルが違い過ぎて、おこがましいことですが、11月のソロライブの写真を見ると、私もいつもと違う厳しい顔をしていて、自分で驚きました。それは、単に緊張して怖い顔をしているとかそういうことではなく、もう緊張したとか人前が苦手とか、自分のことを四の五の言っている場合ではなく、2011年の今、ここに立ち、発信する責任のようなものを、意識的な表現者は、みな強く負っていると思います。
今回は冒頭から想いが強く伝わってきて、幾度も涙が出ました。

いつも映像と照明の使い方が独自で感心するのですが、昭乃さんの幻想世界を創出して、私達はそこで気持ちよく呼吸して、束の間の美しい夢を見、濯がれ、癒されて、強められてから、現実世界へとやさしく戻されます。
セットや薄いスクリーンの複数に映した映像と照明が、ほんとうに美しいのですが、ファンタジーぽいものだけでなく、エレクトリカルでサイバーぽい(←この言葉の使い方あっていますか?)イメージのものもあって、大迫力でした。
こういう言葉がよく分からない私は、典型的アナログ人間であり、私のライブには人工物には抵抗があり、風景や花の自然の写真を映写してします。
話が横道に逸れますが、前に食事をしようと駅ビルを一緒に歩いていると、レストラン街が、電気屋さん(ヨドバシ?)と同じフロアーだったことがあり、そこを歩いている私に、「おかしい。変だー。」と、言われるのです。木霊属の私は、ぴかぴかの電気や機械?のなかで違和感があるらしいです。
「ほってといてください。。そんな昭乃さんだって似合ってないじゃないですかー!」と言い返したかったのですが、天使属でありながら昭乃さんは、意外に電気や未来ぽい感じや真っ赤なソファーに座っていてもフィギュアみたいで、もちろん自然のなかも、どこでもその姿が周りの景色に馴染んでいるのでした。
・・・そんな話はおいておいて、今回の映像はメインのファンタジーだけでなく、未来系、リアリズム系と、ヴァリエーションも増えていて、世界が広がるようで効果的でよかったです。

バンドもコアメンバーという感じで、昭乃さんをがっしり支えているようでもあり、またその世界で安心して力を出し切っているようにも見えました。
「Reincarnation」は、特にいつもと違うアレンジで、ライブならではの醍醐味があり、迫力がありました。
他に私が今回特に心に残ったのは、最後の「虹」、そして、アンコール最後の新曲「sophia ~白の惑星~」です。
 
最後の曲名は、表記の仕方が分かりませんが、新曲が「英知」を意味する「sophia」と聞いて、はっとしました。
ソフィア(英知)については、ここでも書いてきたことでもあり、私がここ数年…、いや、それ以上の年月、いま人類に必要なものでありながら、とても欠けているもの、として、ずっと考えていたものでありました。
特にこの震災後の世界、単に科学や経済だけでも、愛や希望だけでもだめで、それらを統合するものとして、人間に与えられた最終にして最強の能力として、この〈sophia〉がなくては世界は滅んでしまうと危機感がありました。
昭乃さんは、さらに深いお考えがあることでしょうが、とても優しく軽やかなかたちでのメッセージを伝えてくれています。
伝え方、出し方は全く異なりますが、遠くから、でも、同じ方を向いて、同じようなことを言おうとしているように感じます。昭乃さんは光の側から優しく、私は闇の世界から苦しみながら光を見ようとしている。

震災から九ヶ月経ち、それぞれの表現者がそれを受けて、今もてる力を振り絞った作品を出してきていますが、このライブ、そして、この曲が、おそらく今年の昭乃さんの答えなのだと思われます。

春に出されるという新しいアルバム、そして、春からのツアーも楽しみです。

 ☆ 新居昭乃 弾き語り LIVE TOUR 2012 "Little Piano vol.3"

そんな昭乃さんを大事にしているだけあって、ライブ会場では、みなさん礼儀正しく秩序だっていながらも、いつもライブ後は幸福感と高揚感に包まれているのですが、開場前も終演後にグッズを買うのに並んでいる時も相変わらずの長蛇の列でありましたが、今回は特にとても静かだったのが印象的でした。
アリーナをすぐ下に見下ろす席から見ていると、お客様の真摯で静かな感じに打たれるのですが、今回はさらに、みなさんが一心に心を凝らして注視しているようで胸をうちました。
昭乃さんを好きな方々ですから、世界の現状を憂い、みな昭乃さんの想いを受け留め、考えているのでしょう。。

私が去年サンマルコ寺院でもとめてきたロザリオを身に着けていただいて、うれしかったです。私も昭乃さんから、数年前に作ってくださったものと、今年の誕生日にいただいたパワーストーンのブレスレットを着けていきました。
惑いがちな私ですが、守られていることをいつも忘れないようにしたいです。

暗い心に陥りやすい年でしたが、昭乃さんのメッセージのように「世界は、ほんとうは美しい」のですね。
私達の気持ちと行動で、そうなるのです。
こんな時だからこそ、明るいビジョンをもって、前向きに生きてゆかなければと改めて思いました。
クリスマスのイルミネーションを抜けて帰りながら、今年も12月の昭乃さんのライブに無事に行くことができたこと、いま生きている命を喜び、感謝しました。
私も自分のできることを、わずかでも精一杯、務めてゆきます。
ありがとうございました。

プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.14
 
~ Keep the holy fire
       burning ~

伊津野 重美 朗読

2016年11月3日(木・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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