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「雨の匂い、虹の匂い」ぐっさん☆さんの日記

転載のご了承と初短歌をありがとうございました。

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「婦人用トイレ表示がきらいきらいあたしはケンカ強い強い」

と、二人の詩人が短歌をハモります。

イシダユーリさんと小夜さんによる朗読は、時には片方が、時には同じ歌を順々に、時には二人同時にと、目をつぶると、不忍池にに雨が滴りはじたかのように明滅します。

大塚駅から神社の前を抜けて、通りを左に入ると、来月には取り壊されてしまうビルがあります。
階段を5階まで駆け上がると、配線を剥き出しにした天井と、部屋の中に「く」の字におかれた白い壁を持った場所が「out-rounge」です。
来月には雨が素通りに入ってしまうこの場所で、10月22日、「雨の匂い、虹の匂い」が開かれました。短歌と詩の朗読を聞く会です。
詩人が4人、歌人が3人。出演者は全員が女性の朗読会でした。
詩人が短歌を朗読し、歌人が詩を朗読する、ということは必ずしもないことではないのです。ただ、今回は、歌人の演者が詠んだ短歌を詩人が朗読し、詩人の演者が書いた詩を歌人が朗読する、という二つのことを一つの場所で行うという、珍しい会でした。

40人程度のお客さんでいっぱいになってしまう会場から客席の電気が消えると、詩人のイシダユーリさんによる、彼女自身の詩の朗読が、高いところに芯を置いた太い声で二編つづきます。
そして、詩人の小夜さんと二人でイシダユーリさんの詩を朗読の後に二人で読んだのが冒頭の歌です。飯田有子さんのこの歌は、この日、人をかえ、読まれる場所を変えて、四回読まれました。


この後も、朗読がつづくのですが、印象にのこった朗読や歌をあげていきます。
「ここにいるあなたはたしかにそこにいる私をつつんで思い出になる」

はかない意味を力強い調子で歌われた歌を、詠み人の伊津野重美さんは、何度も一つ一つの句をリフレインさせながらこの歌を歌います。
一番最後にどれくらい流れたかわからない「ここにいる」、は短歌から分解され、消えてしまうのでした。手紙の中や、百人一首では、短歌や漢詩の下の句や上の句だけが引用されて微妙な雰囲気を伝えることがよくあります。短歌は五七五七七というのは間違いで、たまたま僕等が日本語として残るのを見ると、31文字になっているのをあとから日記に直すと痛感させられるのです。

「終電のネバネバしなる吊り革を一瞬触って隣にうつる」(飯田有子)

「この空はあなたと同じ青さ持つあなたが私を忘れる日にも」(伊津野重美)

「どこにいてもバンホーテンのココアを買い私の人生に選択肢はない」(雪舟えま)

休憩15分を挟んだ2時間の間、お客さんは最後まで緊張を解かずに言葉に集中しつづけました、、、という定番のものいいはいやです。でも、実際に、ラップが好きな人、ポエムが好きな人に限らず、人にあだ名をつけるのが好きな人、東京に暇潰しをもとめる人に、全てにおすすめです。ただし、優しい言葉が貰えるかは保証しないです。
また、あるといいなとか。次回は女装して参加だな、
と思ったイベントでした。


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「雨の匂い、虹の匂い」を見学して詠む

電流のスパークふせぐ白壁の挽歌になるよう呼ばれた雨よ

隠れて初短歌。

http://flood.jugem.jp/
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.14
 
~ Keep the holy fire
       burning ~

伊津野 重美 朗読

2016年11月3日(木・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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