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Queen「手を取り合って」

私は、まだうまく動くことができない状態で、桜が咲いたのを見ていないが、外に出ると雪柳の眩しい白さに打たれる。囀りに顔をあげると、セキレイが鳴いていて、あんなに待っていた美しい春は、ここにも来ている。

3日にあった朗読会「かたりびより」のことを考えていた。
今この時期にしかないような朗読があり、お客様の反応があり、その会を受けて、その後の打ち上げでも、とても大事な言葉がたくさん交わされたが、もともと朦朧としている私の頭は朗読後さらに貧血で、うまく記憶や消化ができなかったのが残念だ。
このような悲惨な災厄の進行しているなかにも関わらず、いや、このような折であるから一層であるかもしれない、大切な友人達に囲まれ、大切な言葉に包まれていることに至福を感じ、まだ笑うことができる自分に驚いていた。

このような未曾有の災厄を眼前にし、人として、どのように生き、表現者として、どう向かい合い、何をするのか
たった一人の友人の死に打ちのめされている私にとって、一万人が亡くなるという途方もないこと 
思いを寄せるということ
思いを寄せ思いを寄せ、それでも、表現をする時には、それをいったん切り離すこと
思いを寄せたものを自らを燃やして結晶化し、そこから発すること
想像力、そして、共感、
それから、自分を開き明け渡し、自らのなかに相手を容れること
詩が<立つ>ということ
短歌が<いる>ということ
自らが通路になるということ、そして、それを背負う痛み
人の力、言葉の力、音楽の力、詩の力…
私にできること
私にできないこと…

切れ切れに残っている記憶や思考を、ぐるぐると辿り寄せる。
残された宿題は大きい。

今は、まだ何もできない
けれども、少なくとも目の前の人の手を取ることができる
そこから始めてゆくしかないだろう

  Queen「Teo Torriatte」



手を取り合ってこのまま行こう
愛する人よ
静かな宵に光を灯し
愛しき教えを抱き

  (Teo Torriatte(Let Us Cling Together) Queen live at Japan-)
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.15
 
~ All can sing ~

http://paperpiano.la.coocan.jp/sing%20html.html

伊津野 重美 朗読

2017年11月3日(金・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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