金華

外に出たとたんに風邪をひいて、また動けなくなってしまい、つくづく情けない。
私の免疫力は、どうなっているものやら。。
常備していた風邪の飲み薬に、「体力中程度以上」で胃に疾患のある者は服用しないように書かれていて、飲むのを躊躇している間に悪化する。それしかないので、仕方なく、どきどきしながら飲むが、無事に胃に収まってくれたようだ。早く飲めばよかった。
年末にもとめていたシクラメンが、次々に花を咲かせては目を楽しませてくれていたが、先日やっと外に出て買ってきたフリージアの香りが部屋を満たしてくれていて、動けない身には幸せである。

役立たずな我が身に落ち込んでいると、ひろえみちゃんから、「金華糖」という雛祭りに飾る色鮮やかな金沢のお菓子について教えてくれるメールが来た。いつも気遣ってくれて、ありがたい。
他にも博多や伊勢や有田や東京、神奈川、北海道、たくさんのメールや手紙や贈物が届き、あたたかい。
そうだ。がっくりしている場合ではなく、伊勢にも、有田にも、金沢や北海道にも、行かなくては。行くことができるようにしなくては。えみえみ黄金町ミーティングもしなくては。

雅な城下町の金沢と、おいしかったお菓子を思い出していた。
金華糖は知らなかったが、雪のように壊れやすいという。
東京にも今日は春の雪が、少し降ったらしい…
早く元気にならなくてはと気持ちばかり焦っていたが、観念してできるだけ安静に過ごす。
厳寒期は、ひたすら耐えしのぶのみ。
今週中は予感がして空けていたが、いよいよ来週から予定がつまっている。

贈物は、その人の眠る壷と同じ白磁に桜の絵が描いてあって、ありがたく、切なく、涙する。


私にしか、歌えない歌があるはずだ。



清冽の流れに根をひたす
わたしは岸辺の一本の芹
わたしの貧しくも小さな詩篇も
いつか誰かの悲しみを少しは濯うこともあるだろうか

  (茨木のり子『歳月』より 「古歌」部分)

プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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