#sasai0124

昨夜書いていたものが消えていた。
悲しくなって、寝る前にすべて消してしまったのだろう。

三周忌が近づき、このところよく笹井さんの周囲の人達と笹井さんの話しをしていた。
ご両親や追悼朗読会に参加される方や、亡くなって以来、一緒に悲しみに耐え、「生命の回廊」の笹井さんの追悼号のことなどを、ずっと話して来た人や、今回ようやく初めて連絡を取った人もいる。

笹井さんを失って、友人としては最も苦しんでいるのではないかと、話しかけることができないでいた人は、やっと連絡を取ると私のことのほうを心配してくれていた。
お互いに相手の傷の深さを思い、そのことに触れられないでいたのだ。
二年経つが、まだ大きな友人の喪失の傷痕と、そのなかでの優しさに胸がつまった。
ほんとうに笹井さんのことを想っている人は、みな優しい。
自分の悲しさをかかえながら、相手のことを思いやっている。

そして、二年が経ち、三周忌になった。
その日、有田では大雪が降ったという。

私がふだんいる場所は、あまり雪が降らない。
朝方に、ほんのひとひら、地面にも届かないようなはかない雪を見た。
それが、お別れだったのだ。
いや、お別れではなく、別の世界へ旅立った日と思っていたい。

今年もtwitterで、みなで笹井さんの短歌を書くという「#sasai0124」の企画を、りんさんが始めてくださった。

去年は、私は有田の一周忌のコンサートの会場で、これを見せていただいた。
笹井さんの短歌は、きれいでやさしい雪のようだ。

雪のように次々と笹井さんの短歌が降る。
参加しているのは、むしろ歌人でない人も多く、ほんとうによかったと思う。


みなに届いているよ

ささいさん
おめでとう

ありがとう


  終止符を打ちましょう そう、ゆっくりとゆめのすべてを消さないように  笹井宏之

プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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