浦歌無子さん『耳のなかの湖』

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浦歌無子さんが第一詩集『耳のなかの湖』(ふらんす堂)を刊行されました。

あらかじめ穿たれていて、そして、決して埋まることのない自分の中の暗い虚(うろ)に、息をつめて深く深く降りてゆき、どんどん薄れてゆく人を、私も遠くから息をつめ祈るようにして見守っていました。
ご出版が、ほんとうにうれしいです。


失ってゆく体温、虚を満たす水・・・
私達を隔てる皮膚は、初めから奪われている。
女性独特の繊細かつ魔的な身体感覚・・・

魚系低体温症の方は、特におすすめしたいです。
私は小動物系高体温症ですが、読み終わったときに、しばらく書いていなかった詩を、なんだかまた書きたくなりました。



ちりぢりのさくらいろの嗚咽を口に封じ込めた
あの日の花びらに濡れ続ける
黒髪 内耳 首すじ 脊髄 足の指
いまだあなたのために用意されている
四月のわたしの水脈です

    (浦歌無子 『耳のなかの湖』より「花びらフル」部分)
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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