ひろたえみさんの日記より「フォルテピアニシモ vol.3」

「もっとゆっくりと

首をふって、」

という伊津野さんの声を頭のすみにとどめたまま
暮らしをくらすと

なんだかくるしいことです。




歌人・伊津野重美さんの朗読会
『フォルテピアニシモvol.3 涯の歌』、三度目のソロライブ
にいってきました、

おおくのひとがやられたまま暮らしているんじゃないかな、今も

と思うと




今回は二階の席で
天井のダクトや明かりの境目で声を体験


冒頭から、はじめて聞く断章『精霊流し』にはっとする、

数年前、長崎ではじめてみた火のいくつかの思い出が、
街中を幼い子の手をひいて山車をおいかけて歩いたことなど、それらが海に渡された夜のことなど、それこそ断片の、感覚がよみがえってきてしまった


伊津野さんの言葉は私的なものをつつんだやわらかい膜みたいのがあってそのかさなりの中にはいりこめる



賢治『やまなし』のたゆたい、会話の語尾の、そっけなくも可愛い感じ面白い

チェロ奏者mori-shigeさんの姿がフェイドアウトしてゆくときの明かりに泣けてしまいました、手を止めたときではなく、音が消える寸前ではなく、

その絶妙な瞬間の、

容暗がまだ眼の中にあります。






今回は迷いのなさと思いきり、みたいなものを感じた
ライブだった

あのラストだって伊津野さんしかできない、と思う




『Grace』の音楽の出だしの音量が大きすぎることや
与謝野晶子はまた違う構成で聞いてみたい
などは思ったけれど



いい意味でまたわたしたちを裏切るようなものをみせてほしい



伊津野さん、mori-shigeさん、スタッフのみなさん
おつかれさまでした。



しゃぼん暮らし
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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