キクチアヤコさんの日記より「フォルテピアニシモ vol.3」

歌人・伊津野重美さんの朗読ライヴに行ってまいりました。
特に印象深かった部分を紹介します。

***

「精霊流し」 断章*
えみさん自身の記憶と思われる散文形式のテキスト。耳に入ってくる言葉が手に取るように、景色に変換される。精霊流しと、束の間の隣人の記憶。海と炎の揺らめく景色が、人々の心の揺らめきにも思えた。

「ちいさな炎」 詩*
確か、前回のライヴで終盤に披露された詩。マッチのように、誰かの、一瞬の為に灯る炎。
やはりえみさん自身の姿に思えてならない。彼女の歌に出会った誰もが、何かの折に、彼女の歌を、声を、そう感じる時がきっとあると思う。

「Grace」 短歌*
静かな空気が一変、吹き上げる火山のような熱と真っ白な光を帯びた短歌が、次々と放たれた。何度も読み、何度も聴いた歌たちが、また新たな命を持って生まれてくる。ライヴの醍醐味とも言える瞬間だった。

この他、宮沢賢治の作品など他者作品も多くやっていらっしゃったのですが、私の中では俄然、この流れが良かったです。

前回のライヴで私は彼女を「炎」と呼んだけれど、今回は「光」ということばが加わりました。
雲に覆われ淡く注ぐ時もあれば、思いきり照る時もある。そして誰をも包み込む、真っ白な光。

これからもっともっと、沢山の人に、降り注がれますように。

 劇場、そして戦場
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

********************


立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

**********************

伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

**********************

「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

最近の記事
カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
カテゴリー
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブログ内検索