「短歌の祈り/詩の言葉」しずえさんの私信より2008-06-01 Sun 07:35
いつのえみさま。
こんにちは。 初めてメールを書かせていただきます。 昨年秋、福岡市文学館で開かれた、「短歌の祈り/詩の言葉」を観覧させていただいた者です。 あの日、初めて体験した世界に腰が砕けてしまい、何だかぼんやりとした心地のまま、家路を辿りました。 アンケートに記入する余裕もないままでしたので、いつか感想をお伝えすることができれば。。と願いつつも、うまく伝える自信も無く、結局、気がつけば5月になっていました。 いつのさんの朗読を拝見して、表現するという作業は、「覚悟」を伴うものなのだ。。と改めて感じました。 キレイな風景だけを見ているわけにはいかない。 いつも清らかな水を飲んでいるわけにはいかない。 そんな不自由さを全部呑み込んだ上での表現なのだと、いつのさんの朗読を目の当たりにして、強く思いました。 あの日、文学館での非日常的な空間を今でも鮮やかに憶えています。 窓から差し込む淡い秋の光。 文学館の古びた匂い。 ときどき轟く飛行機の音。 その音に違和感無く重なる、いつのさんの祈り、叫び。 苦しいくらいに濃厚で、それでいて、誰かを赦したくなるような空気。 そこに、たしかに、いつのさんがいた。 たしかに、私がいた。 もう、オルゴールの中に大切にしまっておきたいような風景です。 ほんとうにありがとうございました。 もっと上手に感想をお伝えできればいいのですが、その文才を持ち合わせていない自分がもどかしいです。 最後になりますが、5月にお生まれになったということ。。 お誕生日おめでとうございます。 実は私も5月に福岡で生まれたということもあり、とても嬉しいです。 長くなりましたが、これからもお体を大切に、お過ごしください。 またいつか、いつのさんのお姿を拝見できる日を夢見て、がんばります。 ありがとうございました。
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