「フォルテピアニシモ vol.1」石原 文朗さんの日記より

地下2階のホールは天井も高く、舞台も奥行きがあって、mandala2よりも広々としています。
舞台中央にマイクスタンド、左手奥にはドラムセット、背面の壁の向こうにもう一つ部屋があるようで、何かの機器や人が行き来しているのが見えます。
会場に流れていた音楽が聞き覚えのある合唱曲になったとき、朗読会は既に始まっていたことに気付きました。

照明が落とされて暗闇の中で朗読が始まった、と思うのですが、はっきりとは思い出せません。
前半は白っぽいピンク系の衣装で後半は茶色系だったとか、アフタートークの後半に再登場してきたとき靴を履いていたのを珍しく感じたのは覚えています。
たいていはテキストを手にして朗読しているのですが、そのときの声の出所というか、発声されてくる過程というか、実際の身体的・精神的過程ということではなくて、なにかある間接的な仕方でそれを表現するようななにかを感じ取ろうとしていたような記憶もあります。
ドラムとの共演では、音を出す前と後の東郷さんの集中している様子が印象に残りました。
今回の穂村さん、ポエケットでのヤリタミサコさんとの共演もありましたが、アフタートークで共演についての話が出ていたのにも興味をひかれました。
いろいろな人との共演が成り立っている、それによって伊津野さんのいろいろな面が引き出されてもきている、というような話だったでしょうか。

 *

一向に思うような感想も書けませんが、これを一つの体験として数理歌学のモデルと考えることはできます(数理歌学は至るところに発生するから)。そしてその限りで、別のモデルで考えても同値になるというのが、数理歌学というものを考えるご利益でもあるわけです。
兎小舎での朗読千夜一夜第3夜で初めて伊津野さんの朗読を聞いてから足かけ5年になりますが、今ようやく、その一つのモデルに、心置きなく向かい合える気がしてきています。
つまり、母音律の逆を考えるというモデルですが、ちょうど「北冬」No.5に大島史洋さんがその岡井隆『短詩型文学論』について書いているのを見つけたのは何かの縁でしょうか(もちろん数理歌学は如何なる問題も解決しはしませんが)。

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プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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