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ヤリタミサコさんより「フォルテピアニシモ vol.13」

出だしの聖書は意表をつかれた感じですが、すうーっと重美さんの世界に引き込む効果がありました。
世俗から精神世界へ、瞬間的に移動できた感じです。

一部では「精霊流し」がよかったと思います。前にも朗読されたと思いますが、やはり数年たって人生が長くなってくると表現の深みも増してきて、特に後半のおばあさんと娘さんとの、娘さんとその子供たちとの母子のリレーションの思いが、強く伝わってきました。死者と生者の境目とそのつながりが強く心に残り、えみちゃんの声を通して、精霊流しの風景が聞き手の心に何度もよみがえって見えてきます。

2部の最初の録音のボイスと生のアレンジはすごくよかったです。ぜひ、こういうアレンジもまたトライしてみて下さい。聞きたいです。
2部では、永井隆の短歌が印象に残りました。
気持ちのきれいな人だけがその世界に共振できるから、邪念や雑念があるとダメです。
えみちゃんはぴったりです。もう少し聞きたい気持ちにもなりました。
ただ、原民喜の詩はかなり重かったと思います。えみちゃんの意図もチャレンジもすばらしいと思いますが、もう少し絞って1編くらいでもよいのではないでしょうか。
朗読するえみちゃん自身の身体にも、過重な感じ(肩の動きで重そうな感じが見えました)だったので、あまり無理しないでね、と言いたくなりました。

「雪のひとひら」は、まるで宮沢賢治を聞くようで、トシとかクラムボンとかが出てきそうでした。
えみちゃんの存在そのものが重なっているからこそ、生きたストーリーです。
途中から、これはえみちゃんの存在の在り方だ、と思いました。
寓意ではないのですね。そのものを純粋に描くと、こうなるのです。
ピュアな精神性は見えないほどの透明さなので、このようなストーリーとして語ることで、ようやく耳で捉えられる形を持つのでしょう。

13回のフォルテピアニシモのうち、12回を拝見しました。
毎回、よりよいものを、との向上心に感服しています。
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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立春ポエトリーリーディングライブ

2月3日(土)下北沢lete
ナマステ楽団
(末森英機+
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ)
+伊津野重美

Open 14:00 / Start 14:30
Charge 予約 ¥2,000 + drink
当日 ¥2,300 + drink

チケット予約  
http://www.l-ete.jp/live/1802.html#d03

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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