今回素晴らしい朗読をきかせていただいてありがとうございました!
(これって「朗読」じゃなくて新しいジャンルだとおもう。例えば「いつのえみ」みたいな名前の)
「今回が一番!」を毎年更新しているところが伊津野さんのすごいところ。

今年の「れいこ」は、透明感を感じました。
またれいことともに列車に乗って、知らない駅で降りました。
ああ、ほんとうにいい詩ですね。

八木重吉、すごかった。
伊津野さんの身体を通して、光がたしかに見えました。

原民喜、すばらしかった。
「反戦」とは、声をあげることですもんね。
わたしは、原民喜を読むと怒りでカラダが熱くなってきちゃうんですよー。
伊津野さんの朗読でまたまた熱くなりました。

考えつくされた全体の構成と演出にも、うなるばかり。
ほんとうにすべてをひとりでされているとは、凄いです。
笹井さんから震災そして戦争へと、伊津野さんの選ばれるテーマはいつも興味深いですねー。

また、朗読の技術にも改めて驚きました。
情熱と技術、そして演出と、すべてがうまいバランスを取っていて、伊津野さんの心身の充実ぶりが伺えました。

ほんとうにすばらしかったです。


「吉祥寺にて…」
想像を遥かに越えた異次元の
舞台に、すっかり
ひきこまれてしまう…
そこは
重美さんが放つ言葉と音の宇宙

大都会の街の一角の地下に
一点のスポットライトが
灯る
何にも見えないその中に
なんでも見える闇が浮かぶ…

出だしの聖書は意表をつかれた感じですが、すうーっと重美さんの世界に引き込む効果がありました。
世俗から精神世界へ、瞬間的に移動できた感じです。

一部では「精霊流し」がよかったと思います。前にも朗読されたと思いますが、やはり数年たって人生が長くなってくると表現の深みも増してきて、特に後半のおばあさんと娘さんとの、娘さんとその子供たちとの母子のリレーションの思いが、強く伝わってきました。死者と生者の境目とそのつながりが強く心に残り、えみちゃんの声を通して、精霊流しの風景が聞き手の心に何度もよみがえって見えてきます。

2部の最初の録音のボイスと生のアレンジはすごくよかったです。ぜひ、こういうアレンジもまたトライしてみて下さい。聞きたいです。
2部では、永井隆の短歌が印象に残りました。
気持ちのきれいな人だけがその世界に共振できるから、邪念や雑念があるとダメです。
えみちゃんはぴったりです。もう少し聞きたい気持ちにもなりました。
ただ、原民喜の詩はかなり重かったと思います。えみちゃんの意図もチャレンジもすばらしいと思いますが、もう少し絞って1編くらいでもよいのではないでしょうか。
朗読するえみちゃん自身の身体にも、過重な感じ(肩の動きで重そうな感じが見えました)だったので、あまり無理しないでね、と言いたくなりました。

「雪のひとひら」は、まるで宮沢賢治を聞くようで、トシとかクラムボンとかが出てきそうでした。
えみちゃんの存在そのものが重なっているからこそ、生きたストーリーです。
途中から、これはえみちゃんの存在の在り方だ、と思いました。
寓意ではないのですね。そのものを純粋に描くと、こうなるのです。
ピュアな精神性は見えないほどの透明さなので、このようなストーリーとして語ることで、ようやく耳で捉えられる形を持つのでしょう。

13回のフォルテピアニシモのうち、12回を拝見しました。
毎回、よりよいものを、との向上心に感服しています。

紙ピアノと出逢ってから、10年近くでしょうか。
初めておじゃまさせていただきました。
伊津野さんのお声は、絵が見え、どこかちがう場所へとみちびいて下さるようでした。
どうしようもないさびしさと悲しさをかかえた少女時代、よりそいつづけて下さり
ありがとうございます。


斯くも言葉と命が軽んじられる濁世にあって
貴女の聲は、魂を通して作品の心をつたへてくる。
生くることのかけがへのなさを感じさせる。
願はくは、貴女の営みの遍く世に届かんことを。





声の色が様々だと感じました。
情景・言葉の色が声にのっているからかな…




ⅠからⅢまで、絶望と救いが交互に押し寄せてきて、少し混乱しました。
久々だったので、えみさんのパワーの強さへの耐性?が減っていたのかもしれません…(笑
観終わって思ったこと。
自分を救うのは、自分自身。
様々な力を借りて、自分を救おうとする事だなぁ、と思いました。
また、ステージに力を借りに来ます。


伊津野さんの心のこゑを聴くために
私もいつもきれいな心でありたいと思いました。
かなしみを癒す力に感動しました。
素敵な時間を有難うございます

久しぶりに来ることができてよかったです。
続けて、毎年この場所があることはとてもすばらしいことです。
また来ますね。
DSC_4582.jpg


「列王紀 上」より 『旧約聖書』より
『紙ピアノ』より 短歌 伊津野重美
この冬はじめての雪が 詩 伊津野重美
れいこ 詩 伊津野重美
サムシング・グレート 詩 伊津野重美
精霊流し 断章 伊津野重美
夜の底をゆくときも 短歌 伊津野重美


貫く 光 詩 八木重吉
うつくしいもの 詩 八木重吉
『新しき朝』より 短歌 永井隆
『原爆小景』より 詩 原民喜
「鎮魂歌」より 詩 原民喜
永遠のみどり 詩 原民喜
              

『雪のひとひら』より 小説 ポール・ギャリコ
暁の夢 短歌 伊津野重美
遍し 光 短歌 伊津野重美


音響・照明 STAR PINE’S CAFE
映像記録 三宅 流 / 記録 田中 流 / 協力 ひろたえみ / 制作 pigeonblood
構成・演出 伊津野重美

11月になりました。
朗読アルバム『ひかりの素足』の感想も、届いております。
みなさまお手にとっていただき、お聴きいただき、ありがとうございます。
ご許可いただいたものだけ、少しずつご紹介させていただきます。

なお、『ひかりの素足』は、私のサイトからご購入いただけますが、ライブでも発売しています。
また感想がありましたら、お聞かせいただきますとありがたく、うれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


いつも素敵な公演なのですが、朗読以外にも毎回異なった照明効果や
音楽に酔いしれるような時間もあり、ライブならではの醍醐味です。
CD「ひかりの素足」は寝る前に聞くと聞き終えるまでに眠ってしまうことも多く、
とても聞き心地が良く、ライブとはまた違う、声のみの作る世界は日々異なるので面白いです。



飾らない重美さんの心と体が、そこにあるようで、不思議な気持ちになりました。
また、チェロが、演奏というより、人の息使い、声にならない、
ひとの心のうねりのようで、お二人の息が、もう、なんとも言えませんでした。
                        (筒井和子さま)



お話していたえみさんの声とはまた違う、やはりライブで感じた祈りのような世界でした。
えみさんの声は耳に心地よく、やさしさに包まれるようです。
教会でお祈りを聞いているような、物語の世界が目に浮かぶようなえみさんの表現が大好きです。

プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

********************

フォルテピアニシモ vol.15
 
~ All can sing ~

http://paperpiano.la.coocan.jp/sing%20html.html

伊津野 重美 朗読

2017年11月3日(金・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

**********************

伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

**********************

「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

最近の記事
カレンダー
10 | 2015/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリー
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: