『生命の回廊 vol.3』にもご参加くだり、いつも私のライブ「フォルテピアニシモ」に温かで示唆的なお言葉を書いてくださる、詩人のヤリタミサコさんが、待望の第一詩集『私は母を産まなかった/ALLENとMAKOTOと肛門へ』をご出版されました!

この出版記念として、今週30日から展覧会を開催されます。週末には朗読会など、いくつかイベントもあります。ぜひチェックして、ご来場なさってください。


  萩原義弘とヤリタミサコ:写真と詩―『私は母を産まなかった』

  2012年11月30日(金)~12月11日(火)

  会期中無休 11:00-19:00 金曜-20:00 最終日-17:00
  http://www.makiimasaru.com/



ヤリタさんのこの詩集は、ほんとうに待たれていた方が多かったと思います。

ヤリタさんは、アート本でいらっしゃるな。とは、思っていたのですが、どのような詩集になるのか想像できず、楽しみにしていました。
手に取って、思わず「やったー!」と喝采し、快晴の青空に打球が高く飛んで行き、見えなくなるような見事なホームランでした。
明快でシンプルで、潔く、凄烈な詩と写真…

ですが、読み始めてゆくと、気持ちよく大ホームランを打たれた爽快感から、苦しいような気持ちになりました。潔く、凄烈であるためには、どれほど削ぎ落とし、どれほどの痛みと犠牲を負って闘って来てこられたかが偲ばれたからでありました。
また、この美しい頂を創出するために、キャリアの長いヤリタさんから、たくさんの落とされた作品のことも思われ、胸が痛くなりました。

ヤリタさんには、北海道の岩三沢で育たれたことが、ご自身の大きな根になっておられると感じていましたが、このように萩原義弘さんの写真と、厳しく透徹した世界を創られているのを拝見して、この出会いのために、第一詩集が誕生するのに、時間が必要だったのだと、確信できました。
ぜひお手に取って、ご覧いただきたいです。

ヤリタさんは、朗読の世界でも大先輩であり、主宰される「TOKYOポエケット」にゲスト出演をさせていただいた折に、ご一緒にヤリタさんの作品を読む機会までいただきました。
自分が朗読をするようになるとは思わないで、ただ作者の朗読を聴くのが好きだったために、足繁く詩の朗読会に通っていた時に、ヤリタさんがよくご出演や、また会場にいらっしゃっていました。自分からは文字通り遠い方として拝見していただけが、いつかご挨拶できるようになり、そのうちに名前を覚えていただき、ゲストにまで呼んでいただき、うれしいばかりでした。
その時に、一緒に読ませていただいた「私は母を産まなかった」も、英訳と共に収められていて、感慨深いです。

それまでに何回も、ヤリタさんご自身が、この詩を朗読されているのをお聴きしたことや、私の解釈などで、私は、これはマグマのように噴き上げるように読むのかと思っていたのですが、その時のヤリタさんは、とても静かに読まれて、しまった!と戸惑いました。
普通ですと、私は共演者を受けることができるのですが、その時は、噴火のテンションに自分をもっていっていたので、戻るに戻れず中途半端で、うまく合わせることができませんでした。私以上にヤリタさんは、相手に合わせることができるのですが、この時は、ヤリタさんは各自のそのままでよいと思われたようで、そのご判断のように、その私のチグハグなところもまた、かえって面白かったというご意見を複数いただきました。

ヤリタさんの朗読は、一度聴いていただきたいのですが、活動も多方面に及び、翻訳やビジュアル詩、それに、詩や短歌、アートに朗読…と、軽やかに縦横にジャンルなどを飛び越えてしまう評論は、独特の視点で、温かく愛があり、しかも軽やかなリズムがあって読みやすく、ぜひお読みいただきたいなと思います。
翻訳、評論集と著作は多数出ています。

ヤリタさんには、穂村弘さんと共に、私のソロライブ「フォルテピアニシモ」の記念すべき第1回の、アフタートークにもご出演いただきました。
その時のことを評論の一部に書いていただきました。

 「伊津野重美の朗読と穂村弘とマイケル・パーマー

数少ない、生き様から信じることができる詩人が、目の前にいてくださることが、ありがたく、うれしいです。




  私は私自身を産んだ
  たった一人でいることの喜びと 自由という名の陣痛を味わいながら
  私は私自身を産んだ
  不可能などない夢
  出ても打たれない釘
  燃え続ける言葉たちが
  産まれ出た私は
  私自身を産んだ
  私を焼き尽くすほどの 私自身を産んだ


           (「私は母を産まなかった 」部分  ヤリタミサコ )



雪雄子さんのソロ公演、「十一月の光」は、想像を超えて素晴らしかった。
平日の夜の一回だけの公演に、客席は大入り満員になり、ステージが狭くなるほどだった。

舞踏だと、わりとよく分からない展開をする人も多いが(それが悪いというわけではないが、よほど見せる力がないと、著名な舞踏家でも10分で退屈する場合が多い)、きちんと章立てというか楽章のようにされていて、それぞれが印象的であり、それで全体を構築している。文学に理解の深い雪さんならでは、かもしれない。

ベテランになると、昔の感覚だけで踊ってしまう人もいるが、雪さんは、細い体ながら、厳しい鍛錬を続けているのが分かり、それが友人として、一人の先輩の芸術家として、胸に来た。東京生まれながら、わざわざ厳しい場所に住み、どんどん自然の一部になってゆこうとしてきたのかもしれない。

衣装も照明も音楽も、よかった。
最初、アンティークドールのようなドレスだったが、着物を元にした黒く見えるドレスの時に、低く横から当てられた光で、横顔が紅く染まる時があって、はっとした。おかあさんの血のようだった。
影が、もう一人の共演者のように壁に動く。
日本の祭の音に、クラシックのピアノが詩的に重なる。
日本の近代的な良さを残しながらも、西洋的なものも取り込み、いわゆる「舞踏」に終始しない、詩的で象徴的な舞台を創っているのは、雪さんが、舞踏のおかあさんとする、大野一雄さん譲りであるだろう。

近くの湖に飛来した白鳥の声で、自らも鳥となり、十一月の夕方の微光のほうに消えてゆこうとする姿と道行きが素晴らしく美しく、ここがクライマックスで、これで終わりかと、残念に思ったが、後ろで童女姿に返り、紅い下駄で登場すると、思わず堪えていた涙が、どっと出て困った。
初めて雪さんを拝見した時も、このワンピースを着て下駄をはいた童女の姿だったように記憶している。
この姿が雪さんの起源であり、童女の孤独な一人遊びが原風景のように感じる。

後でお聞きしたところによると、お客様を現実に帰さねばならないということで、ラストは創られたそうだ。
あたたかで、チャーミング。未来につながるようなラストであった。
美しかった。



公演前には、後ろで泉鏡花の『龍潭譚』の話をしている人がいて、おや?と思うと、やはり詩人の方であった。文学関係者でないとなかなか話に出ないように思えたのだ。だが、雪さんの公演の前では、不思議でもない話題だったかもしれない。
公演後に、大野一雄さん関連の舞台を観に行くとよくお会いする詩人の方と、お話をする。
みんな「よかったー」「よかったねー」と、笑顔で興奮気味だった。
そして、そんな場で、笹井宏之さんの話も出て、訊ねられたりした。
その流れで、「僕達は、みな誰かの泉らしいよ」と、『龍潭譚』の話をしていた方にお話をされて、思わず感激する。
それは、私が、笹井さんを追悼して、作った歌であった。


  ひとはみな誰かの泉 いのち抱き露草の蒼踏みしめてゆく 
          (『生命の回廊』創刊号 2009)


読んでくださり、覚えていてくださったのだ。

そして、その方は、私が『生命の回廊』を出したことを、笹井さんの関係者でもないにも関わらず、「ありがとう」と言ってくださったこともあった。
ただ純粋に、一人の才能ある若い人を悼み、笹井さんのために、ありがとう、と…

心のある人は、どこまでも、心があり、深い。
思わず、またもや涙する。

こんな話が出るのも、ひとえに笹井さん、そして、この場を創った雪さんの力であるだろう。
力のある人達は、ジャンルを越えた人達をも集め、刺激的な場を創る。
私は、うれしかった。



楽屋を訪れると、その人は、衣装のまま両手を伸ばし、私を静かに待っていた。
思わずまた涙が出る。
やはり雪さんは、舞台から私を見ていたのだ。
しばらく、めそめそ泣くと安心して、楽屋で、どうやって着たり、どうやって畳むのか分からないような、衣装や布を畳み、撤収のお手伝いをして、楽しかった。

そして、人を大切にする雪さんの周りは、よい人達が集まっていた。
出るつもりではなかった打ち上げも、スタッフに交じって参加させていただいた。
私は楽屋の片付けだけだったが、もっと大変で遅くまでかかった、会場を片付けていた若い方々が、それが楽しかったと言っていたことにも、なんだか感動する。
最後まで、片付けも責任を負っていた人達は、遅れて打ち上げの席に入ったものを、またそこでも、人に気を配りながら、控えめにいて満足そうな笑顔だった。
私の乏しい経験でも、スタッフが楽しみ、喜んでくれている時には、その会やイベントは成功である。素晴らしかった。 

雪さんは、ご準備でお忙しかっただろうものを、このソロ公演の、わずか十日前の私の「フォルテピアニシモ」に、わざわざ青森から早めに出てきて、ご来場くださった。
その時には、雪さんが涙が止まらなかったという。
打ち上げでも、私を雪さんの姉妹や家族と思う人がいて、似ていると何回も言われた。
姿や顔は似てはいないのだが、醸し出す雰囲気は、確かに似ているようだ。
雪さんと私は、どこかで通じるところがあるのだろう。
私も、一目から他人とは思えずに、大好きになった。

前から一緒に舞台とお互いに言っていたのだが、雪さんから私と『銀河鉄道』をやりたい。生きているうちにやりましょう。と言われ、また涙する。
今度のライブでは、迷った末に、私には難しい『銀河鉄道の夜』の一部を読んでいたのだ。
住んでいる場所が遠く、私の具合が悪いことが多く、今までの私ではだめだった。やっとここまで来ることができたのかもしれない。

生きているうちに。きっときっと…

幸福でうつくしい、ひと時だった。
雪さん、ありがとうございます。
雪雄子さんのソロ公演、「十一月の光」が東京であります。

2012年11月13日(火)6時半開場・7時開演
新宿space雑遊
■地下鉄 都営新宿線 新宿三丁目駅C5出口目の前
■JR新宿駅 東口より徒歩10分
東京都新宿区新宿3-8-8新宿O・TビルB1F
090-8846-5379

※チケットの御予約 は、メールにて、氏名、連絡先、チケット枚数を明記の上お申し込みください。
FAXでの御予約も受付ています。
※yuki.yuko.butoh@softbank.ne.jp
※FAX 0172 57 4228


雪さんは青森在住で、最近では長野も夏の拠点のひとつとされているようですが、都内でソロ公演をなさるのは珍しいので、舞踏が好きな方は、ぜひ目撃なさってください。
どろどろした舞踏も、どたんばたんの荒ぶる魂も、私は好きですが、雪さんの舞踏は、精神性が高く、静かで詩的なので、いわゆる「舞踏」が苦手な方にも、踊りとして楽しんでご覧いただけると思います。

雪さんは、詩も解する方で、都内の大きな朗読のイベントに聴きに行った時に、「あれ?なぜここに?!」と、お会いして驚いたことがありました。
その時は、詩人も小説家も、たくさんの方がご出演だったのですが、斉藤斎藤さんがよかった、思わず涙が出た。とのことで、「そうでしょう!」と、関係ないのに、私が鼻が高かったです。そして、雪さんの言葉の表現へのご理解が深いことも、同時にうれしかったのでした。

私が発行・編集している『生命の回廊』も、他のジャンルの方ですし、あまり興味はもたれないかなと思っていたのですが、きちんと読んでくださり、ご理解もいただき、それも、驚くと共に、感激でした。
そのような精神性が、雪さんの踊りを創っています。

雪さんは、普段の物腰も穏やかで、謙虚で、お人柄から素晴らしく、それでいて可愛らしく、私は一度お会いして、大好きになってしまいました。最初から、どこか他人という気がしないのです。
雪さんからも、どうもそのようで、あまりお会いしたこともないのですが、大事にしていただいています。
今月の私のライブも、遠くから公演前のお忙しいお体でいらしてくださり、感激でした。
その時に、「青森で、えみさんの声が聞こえた」と言っておられたのが、印象的でした。

私自身も、よくいわれるのですが、幼女のような老女のような、巫女のようなモノノケのような…。
表現の形式は違いますし、外見が似ているとかではありませんが、雪さんと私は、どこかで通じているのだと思います。

ずいぶん前になりますが、なんと雪さんに初めてお会いした日に、夜の横浜の路上か公園で、「えみさん朗読して。私が踊るから」と言われたのですが、その時に、驚き、畏れを感じ、朗読をするどころか、うまく声も出ませんでした。雪さんだけならまだしも、ほかに慶人さんまでいらしたのです。それは、いきなりは無理。。
ほんとうは、私に畏れや殻さえなければ、それは素晴らしい機会で得難い体験だったものを。。
そのことを、ずっと情けなく残念に思っていました。

夏や冬に、青森や長野のおうちの方に呼んでいただいても、ここ数年は特に、私の具合が悪いことが多くて行くことができず、それなので、やっと今回初めて、朗読を聴いていただくことができました。
私が成長するのに、ずいぶんと長い年月が経ってしまいました。やっと雪さんに、ご覧いただける状態になったのだと思います。

雪さんにご興味のあります方は、ホームページから、雪さんの舞踏を観ることができます。自然のなかでは特に、雪や鳥の精みたいです。

私も、お一人での長い時間の公演を拝見するのは初めてで、楽しみにしています。
東京に白鳥が降り立ちますよ。
ぜひ多くの方に、ご来場いただきますように。
3日の土曜日は吉祥寺のStar Pine's Cafeに伊津野さんの朗読ライブ「フォルテピアニシモvol8」を観に行きました。今回はチェリストの森重さんと2年ぶりのコラボ。

第1部はソロ。伊津野さんのいつもとは違う雰囲気。(小柄で可愛い方でお話している時とのギャップにはいつも驚かせれてる。)モノトーンの衣装がこちらに迫ってくるような、静かな力強さ。特にサムシング・グレートを聞いている時は涙を堪えるのが大変でした。

15分の休憩を挟み、第2部は私の好きな宮沢賢治。森重さんの物悲しいチェロの音色に伊津野さんの声が溶け込んで心がフィルターに濾されたようで清々しい気持ちになった。

第3部の朗読された「孤絶―角」(岸田将幸)は読み返したいと思います。

帰りに「生命の回廊vol3」を買い、伊津野さんと少しお話が出来て優しい笑顔も頂いて1年分の充電も出来た。
「フォルテピアニシモ vol.8 ~rebirth~」

                 遅すぎることはない いつの日もあなた自身が約束だから


文化の日の昨日、伊津野重美さんの朗読ライブに行ってきました(場所は吉祥寺のStar Pine’s Cafe)。
私にとっては2回目の伊津野さんの朗読ライブですが、朗読だけでなく舞台の演出や音楽の使い方など、
やっぱり伊津野さんの朗読は聴かせるものがあるなぁと思いながら聴きました。
何よりも説明を入れずに作品だけを朗読する演出は、聴衆を言葉そのものと対峙させ、
言葉だけが持つエネルギーと創造力に解き放ちました。
また、今回はチェロ奏者の森重靖宗さんが参加され、即興演奏で言葉を盛り上げ、
独特の世界が広がってこちらもよかったです。

   〈詩織
「空には、空」
第一声で、うわ、と圧倒される。
伊津野重美さんのトークイベント『フォルテピアニシモ』が8回を重ねて、吉祥寺に帰ってきた。

伊津野さんから次々と放たれる言葉を追っていこうと、全身を引き締めて集中する。
聞こうとする、必死でくらいつこうとする。
けれども、疾走する野生の動物のように俊敏な言葉は、わたしのさびついた頭ではとても追うことが出来ない。
放棄。
自分のふがいなさを呪いながら、ゆったりと全体を見ることにする。
ああ、伊津野さんはすでにいつもの幼女のような「顔」じゃあない。強い意思と覚悟を感じる、キュッとひきしまった顔。
黒いドレスからのぞく、裸足のちいさな足。

そう、この足を見ると、おおむかしから大切なことはすべて口述伝承されてきたという事実を思い出して、何故か痛快な気持ちになる。
身体って信用できるよね。そうだよね、と。
そして、身体の力を抜いて、ただ「声」を追うことにする。

不思議なことにしばらくすると、今度は言葉の方がわたしを追いかけてくる。
さっきまで苦労していたのが嘘のように、次々と降ってくる。もう必死にならなくても、くっきりと伝わってくる。
思わず両手を広げると、言葉の粒が掌のなかにポトンポトンと、贈り物のように落ちてくる。けれども決してあふれない、染みこんでいく。
「れいこ」が、わたしに新しい横顔を見せてくれる。
再会をよろこぶどころか、はっとする。
死にゆく「カンパネルラ」が、「とし」が、声を通して生きている。

最後に、丁寧なおじぎと胸に当てた手をふわりと手を泳がせるしぐさ。
わたしは、伊津野さんが次の場所へ行ったんだ、と確信する。
この朗読を「祈りのようだ」、と書いたひとがいたというが、わたしには「ゆるし」が強く感じられた。
わたしたちが苦しいのは、いつも自分をゆるせないからだ。
自分に怒っているからだ。
伊津野さんは、苦しみのなかでようやくみつけたひとすじの光をわたしたちにも指し示そうとしてくれる。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
同じ時代に生まれてよかった。

神さまは「助けて」くれないことは、わたしも知っている。
けれども、わたしも「わたしの骨」になりたい。

伊津野さんに会いにきたのだけれど、もう充分に「会った」。ごあいさつは蛇足のように感じて、すぐに席を立った。
前の週まで寝込んで点滴になっていた今回は、なかなか厳しいものがありましたが、多くの人に支えられ、お蔭様で無事に『フォルテピアニシモ vol.8 ~ Rebirth ~』を終了することができました。

構成やきっかけなどの細かい演出は、いつも私がしているのですが、最近、専属の舞監のように、一生懸命感考えて、舞台を創ってくださる照明さんが、前回の羽根、今回の椅子など演出を考えて、あの空間を創ってくださいました。
いつも私が、一人でぽつんと立っているのが、今回は、たくさんの見えない人達が、座っているようだった、と言ってくださる方も少なくなく、なんだかうれしいのでした。

ゲストの森重靖宗さん、私のいつもの温かなスタッフ達、会場のSTAR PINE'S CAFEのみなさんが、一丸となって、一つの作品を創り上げました。
ご一緒してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、素晴らしい作品を読ませていただくお許しをくださった作者のみなさま、関係者のみなさま、素晴らしい時間をいただき、ほんとうにありがとうございました。
心から感謝いたします。

ここが、私のあたたかで優しいホーム。

また吉祥寺でお会いできますように…



     フォルテピアニシモ vol.8 ~ Rebirth ~

  http://homepage2.nifty.com/paperpiano/Rebirthhtml.html


   遅すぎることなどはない いつの日もあなた自身が約束だから 



     伊津野 重美  朗読     森重 靖宗  cello



☆ プログラム ☆
 

       詩・短歌・断章 伊津野重美(*印) 


空には空  短歌 *            
ちいさな炎  詩 *
れいこ  詩 *
暗い森にいる人に  断章 *
サムシング・グレート 詩 *
Rebirth  詩 *
落鳥の地から  短歌 *


◇ メドレー  with 森重靖宗
『銀河鉄道の夜』より  童話 宮沢賢治
『故郷』より  小説 魯 迅
序 詩  詩 尹 東柱
風景  詩 山村暮鳥
水のなかから水のなかへ  詩 辺見 庸
死者にことばをあてがえ  詩 辺見 庸
雨ニモ負ケズ  詩 宮沢賢治
永訣の朝  詩 宮沢賢治
宗谷挽歌  詩 宮沢賢治



『〈孤絶‐角〉』より  詩 岸田将幸
冥き雨降るこの星に 短歌 *


    フライヤー写真・記録 田中流 / 制作 赤刎千久子
    構成・演出 伊津野重美
    吉祥寺 Star Pine’s Cafe 
暑かったものが急に気温が下がり、体調が悪かった10月を越え、いよいよ11月となりました。
久しぶりに点滴、注射に、一口の水さえ戻してしまう状態に一日でもなると、食べ物のおいしさ、人のありがたさ、自然の美しさに改めて感じます。生きている喜びを感じます。日常にもまれていると、ふだん普通に享受しているものの、ありがたさと感謝の気持ちを忘れがちですが、私の原点は、ここにあったのだったと、思い出しました。
なかなかままならない体ではありますが、そんな弱い私だからしかうたえない歌、できない表現が、あると信じています。

さて、11月3日、私のソロライブは、ありがたいことに、8回目を迎えます。
今回は、フォルテピアニシモの第2ステージになるような、会に創ることができたように感じています。
私の体調が悪化し、なかなかお会いできなかったゲストの森重靖宗さんのチェロは、ますます素晴らしく、深く響き、思わず涙しました。
森重さんの後押しと支えにより、読むことを躊躇していた作品を読みことに決心しました。



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写真は、今回の(というよりも、いつも)私の先生であり、朗読させていただく作品の一部です。素晴らしい作品ゆえに、自分が読むことができるのか、読んでもいいのか、と悩み続け、最後まで読む覚悟がなかなかできませんでした。これから打ち込む作品もあります。
この度は、自作よりも、素晴らしい他の作家の素晴らしい作品を多く読みたい気持ちがあります。正確にいうのならば、自分が「読みたい」というよりも、大事なこの時期に、この素晴らしい詩を、みなさんに「伝えたい」という気持ちです。
充分ではありませんが、少なくとも、謙虚に向かい合い、自分を尽くしたいと思います。
御作品を提供していただいた、尊敬する作者のみなさまに、心より感謝をいたします。

なお、『フォルテピアニシモ vol.8 ~ Rebirth ~』は、まだご予約を受け付けております。フライヤー写真は、前回のゲストである田中流さんの写真で、前回のここでの、フォルテピアニシモのステージ写真です。

STAR PINE'S CAFEは、素晴らしい会場です。毎回、私の拙い台本を読み、細かい演出にも応え、ライブハウスでありながら、私のために照明を吊って、その作品世界を舞台芸術のように創ってくださいます。
それもまた、一つの、心のこもった〈詩〉であり、私の表現とのコラボレーションであると、ありがたく感じます。
一度、その美しい〈詩〉の世界を体験していただきたく、多くのみなさまに、ご来場いただけますよう、心よりお待ちしています。

私の大好きな吉祥寺の街は、その日、クリスマスイルミネーションが点灯されます。
ライブ前後には、井の頭公園で秋を満喫されることも、おすすめです。

また美しい秋の一日をいただきますことをありがたく、感謝いたします。

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    フォルテピアニシモ vol.8 ~ Rebirth ~

遅すぎることなどはない いつの日もあなた自身が約束だから 

  http://homepage2.nifty.com/paperpiano/Rebirthhtml.html


   伊津野 重美  朗読  
    森重 靖宗  cello


日時:2012年11月3日(土)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売2,500円  当日3,000円 (別途ドリンク代)
チケット前売り発売 10月3日(水)より
前売りは店頭販売かweb予約
予約アドレス http://www.mandala.gr.jp/spc/ticket/yoyaku.html

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

*小学生以下のお子様のご来場はご遠慮くださいますようお願い申し上げます


 ◇ 伊津野 重美  Emi ITSUNO

1995年より作歌を、2000年より朗読の活動を始める。
2005年に第一歌集 『紙ピアノ』を風媒社より刊行。
2010年に写真集『ataraxia』(岡田敦・伊津野重美)を青幻舎より刊行。
詩誌『生命の回廊』発行・編集。
自らの企画で演出、出演をこなしながら、他の作家や他ジャンルとの
コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
2007年より朗読ライブシリーズ「フォルテピアニシモ」を開始する。
空間と時間までも<詩>へと昇華させる朗読は、祈りのようでもある。
http://homepage2.nifty.com/paperpiano/


 ◇ 森重 靖宗  Yasumune MORISHIGE

チェロによる独特な即興演奏を行う。
国内外の音楽家、舞踏家、アーティスト等と数多く共演。
従来のチェロの奏法にとらわれない自由な演奏から生み出されるその音響は、
繊細でありながら自在にして豊饒である。
2009年にチェロとピアノのソロによる即興演奏で構成されたCD "fukashigi" を発表
音楽活動以外にも、写真作品集"photographs" を powershovel books より出版。
http://www.mori-shige.com/


                         fortepianissimo vol.8

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プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.15
 
~ All can sing ~

http://paperpiano.la.coocan.jp/sing%20html.html

伊津野 重美 朗読

2017年11月3日(金・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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