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「東京音図」伊津野プログラム

*** 「東京音図」伊津野重美プログラム ***

◇ 
 「ちいさな炎」 詩 伊津野重美
 「れいこ」 詩 伊津野重美
 「六月の砂」 短歌 伊津野重美 

◇ 
 「水中花」  詩 伊東静雄
 「いのり」  詩 山村暮鳥
 「風のうた」  詩 安水稔和
 「ぐりまの死」  詩 草野心平
 「曼珠沙華」  詩 北原白秋
 「のちのおもひに」  詩 立原道造
 「落葉松」  詩 北原白秋

◇ 
 「無題」 言葉 笹井宏之
 『ひとさらい』 短歌 笹井宏之

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フォルテピアニシモ vol.6 ~ 届かないかたち ~

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 フォルテピアニシモ vol.6 ~ 届かないかたち ~
http://homepage2.nifty.com/paperpiano/todokanai.html

 この空はあなたに続く蒼さもつ あなたがわたしを忘れる日にも
 

   伊津野 重美  朗読  
    mori-shige  cello


日時:2010年11月3日(水・祝)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売 2,500円  当日3,000円 (別途ドリンク代)
   チケット店頭発売 10月3日(日)より

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

*小学生以下のお子様のご来場はご遠慮くださいますようお願い申し上げます


 ◇ 伊津野 重美  Emi ITSUNO

1995年より作歌を、2000年より朗読の活動を始める。
2005年に第一歌集 『紙ピアノ』(写真/岡田 敦)を風媒社より刊行。
2010年に写真集『ataraxia』(岡田敦・伊津野重美)を青幻舎より刊行。
詩誌『生命の回廊』発行・編集。
2007年より朗読ライブシリーズ「フォルテピアニシモ」を開始する。
自らの企画で演出、出演をこなしながら、他の作家や他ジャンルとの
コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
空間と時間までも<詩>へと昇華させる朗読は、祈りのようでもある。
http://homepage2.nifty.com/paperpiano/


 ◇ mori-shige  

様々な音楽活動を経て、チェロによる独特な即興演奏を行う。
国内外の音楽家、舞踏家、アーティスト等と数多く共演。
従来のチェロの奏法にとらわれない自由な演奏から生み出される
その音響は、繊細でありながら自在にして豊饒である。
2009年にチェロとピアノのソロによる即興演奏で構成されたCD "fukashigi" を発表
音楽活動以外にも、本名である森重靖宗 morishige yasumune として、
2010年5月に、初の写真作品集 "photographs" を powershovel books より出版。
http://www.mori-shige.com/


                        fortepianissimo vol.6

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「東京音図」出演

赤刎千久子さんの企画の「東京音図」が再開されることになり、出演をさせていただくことになりました。

赤刎さんは、私の「フォルテピアニシモ」をいつも手伝ってくださっていますが、ご自身も役者でもあり、朗読の活動もされていました。
前は、自分で吹き込んだ声を再生しながらの実験的な朗読や、『手紙魔まみ』一冊読みなどをされていましたが、久しぶりの今回はどのようなものになるのでしょう。楽しみです。

私の出演時間は20分くらいです。
普段、私はMCをほとんどしませんが、赤刎さんと朗読についてのトークの時間もあるそうです。何を訊きたいのでしょうか・・・
ちょっとどきどきです。

いつもの私の企画や主催のものとは、まったく異なった雰囲気になると思います。
どうぞ遊びにいらしてください。

私も自分の主催やワンマンの時には、できないようなことをしたいですが…

その前に早く復調しなければ。



9月22日(水)下北沢ARTIST
下北沢駅(小田急線/井の頭線)から徒歩5分
下北沢駅北口を降りて右折し、突き当たりまで直進し更に右折。
モスバーガーの四つ角を左折して、突き当たりまで直進、左2軒となり2F。

19:00開場/19:30開演
料金:2,000円(1ドリンク込)

出演:マロンチック(弾き語り)
    伊津野重美(朗読)
    赤刎千久子(朗読)


「許すことない」

舞台が始まる時に、沁み入るように明かりが消えてゆく瞬間が好きだ。
そして、その暗転の後に舞台が明るくなると、その人は六年の時を越えて、最前列の、わざと中央を外して一番隅に座っていた私の、すぐ目の前に立っていた。

だが、私は、それが友人だという考えを打ち消し、他の出演者を確かめる。全く違う。
舞台上には三人しかいない。女性は二人だけだ。それでは、友人は演出だけなのか?と思ったが、どうもこの人しかいない。だが、まるで別人だ。しかし、この独特な細いウエストと、多く硬そうな髪質に見覚えがある。
目の前の人が完全に、友人だと確信するまで、ステージの半分くらいまでかかった。

歳月や鍛錬が、人を削ぎ落とし、こんなにも顔や存在感や精神までも変えるものであろうか…
 
前に会っていた時は、私達はまだ確固とした表現者とはいえず、お互いに壊れやすい心身を持て余していた、ざらざらとした生の卵だった。
今では、その人は、熱の試練を通過して変成し、しかも殻が取れた剥き卵のように、つるつると剥き出しで、毅然とした美しさと完成形のフォルムをもち、感嘆する。
そこまでなるのには、どんなに苦しい試練に身を焼き、心身の鍛錬や皮剥ぎの苦しみを経てきたことかと思わず涙が出た。

誰のものよりも、私の舞台での歩行が好きだと言ってくれた人の、美しい歩行を見て、涙がまた出た。これは、道行きになっている。 
私の舞台での歩行は、何の訓練も受けていない、ただ私の歩行であるが、私は体の悪さや軽い視線恐怖症などの力が加わり、ただ人前に立つこと自体に、ある種の抵抗を生み、独特のものになるようである。
彼女の歩行は、舞踏のものにアレンジが加わった彼女のものだった。ただ、そこに立つこと、歩むことで、見せられる力をもつ者は少ない。

噂には聞いていたが、劇場「バビロンの流れのほとりにて」は、かなり不便なところにあり、その名のとおりに、どこか最果て感が漂い、路地を探している時は、はるばる来たことを少し後悔しかかった。
しかし、清潔で、とてもよい劇場だった。大切にされていることが分かる。そして、スタッフもみな気持ちがよかった。
会場に着くと、受付には私の名前が一番前に書いてあって、それは、単に招待者で伊津野という名前が五十音で早いだけだろうが、体調が悪く行くことができるか分からないと伝えていたものを、彼女の気持ちが伝わってくるようだった。彼女が苦しかった時に、私の歌集を送ったら、そのお礼をしたいと言ってくれたが、それは断っていた。忘れずに時を経て、自分の表現によって返してくれたのだ。それは、何よりのお返しだった。

彼女の内圧の高さが、静かに舞台を牽引していた。
なぜ私の前に彼女が戻ってくるのに、六年かかったのか分かった気がした。
動かないアーティストとなって初めて、自信と矜持をもち、その姿を現すことができたのだろう。
そして、当時、私の表現が、自分を救ってくれたと言って、いま弱っている私を今度は力づけてくれる。

彼女の経てきた苦しみが、今のこの内圧の高さと表現することの必然を生み出す源になったのだ。
舞台も、異質なものをまとめあげる最後の力は欠き、まだ未完成感は残るものの、象徴性の高く、質の高い素晴らしいものだった。
細かく分けるならば舞踏の一種であろうが、コンテンポラリーにも通じる、新しい舞台だった。
その新しさゆえに、試練も酷評も、なおさら受けるだろう。

舞台美術もシンプルだが、面白かった。光を入れた白い長方形の箱が三つ配置され、同じく白い布で結ばれていて、それらは舞台上の三人の関係性のように、ある時は寄り添い、もつれ、別れ、あるいは孤立した三つの命として灯る。
人間は愛おしく、切なく、愚かしい存在である。
隅に座っていたために、舞台前の白い止まり木のようなものに最後の三人並んだ表情が見えなかったことが残念だった。

アベル コエリョー作 「許すことない Nothing to forgive」 日本初公演

許すことは、私の生涯のテーマである。

帰りにまた細い商店街を抜けながら、「愛している人が、最も自分を傷つける」という誰かの言葉が、どこからか浮かんだ。
愛ゆえに人は傷つき、別れに苦しむ。いっそ何も、誰も、愛さないほうが、平穏ですらあるのに…
けれども、人は、私は、愛情に縛られ、嘘や裏切りや暴力や喪失に苦しむ。
愚かにも愛し、誤ち、怒っても、憎んでも、おそらくそれでいいのだ。
それが、人間であることなのだから。
ただ、その後に、お互いに許し合うことができたら、もっといい。
私が完全には、許すことができないでいる人のことを思った。
その人を許し、その人と私自身を助け出したい。

行くことができるか我が身が危ぶまれたが、行かなければいけないと思って、頑張って行った。友人にも、私にとっても大事な舞台だった。観ることができて、ほんとうによかった。

友人のお祝いのため二日続けての夜の外出で、またヘルペスに逆戻りする…
だが、心は友人達の素晴らしい表現と頑張りによって、大きく勇気付けられた。

「有元利夫展 天空の音楽」

ドレスコードは、音楽

と告げると、歌ってもいいの?と言っていた人は、オルゴールボールを持って来ていた。
それらは、どちらもドレスコードになりません。
私は、その人、ひろえみちゃんと一緒に、えみえみで出演した時に、金沢蓄音器館で買っていた、おそろいの音符のブローチを。

一昨年の夏の「舟越桂 夏の邸宅」も、とても印象深い展示であったが、今回の「有元利夫展 天空の音楽」も、会場と合っていて、とてもよかった。その時のドレスコードは木で、えみちゃんからもらった木のペンダントを着けて行った。ドレスコードと言っても、少し割引になるだけだが…

庭園美術館は、大好きな場所でよく来ているが、ソファーで休んでいると、あの邸宅のなかに、有元利夫の絵と、えみちゃんが立っているのが見えるのは、いい画だった。

岩絵の具などを使って、フレスコ画のような独特の静謐な世界を創り出した有元利夫は、38歳で亡くなっていた。
静かな世界に、ほとんど人は一人。その顔には、どれも微笑みはなく、天上からは花びらが降り、あるいは、人は天上へ向かう。
音楽を愛し、絵には音楽のタイトルが付けられていたものが多かった。楽曲も作り、自身が吹いていたリコーダーも、お手製の木箱に入っていた。

自画像を初めて観たが、他の絵とは全く異なり、暗く荒々しい筆致で絵の具が殴りつけるように盛られ、目も口元も黒く影になり、ほとんど判別できない。
これは、自分が嫌いな人の絵だ。傷ましい…
だが、その横に、これも画家の妻を描いた絵が並んでいて、これも他ではみない感じの、だが、明るい色彩で現実的な感じに描いてあり、救われる気持ちがした。

画家を捕らえていた暗い思いは、なんだったのか…
現実ではない、ここでない場所を描き続けてゆく必要があったのだろう。
怒りも悲しみもない世界。
均衡の取れたバッロク音楽や様式を好んだのも分かるような気がする。

夕方に美術館を出ると、まだ暑く蝉が鳴いていたが、今年初めて見る見事な鱗雲が空に広がっていた。
よい秋の始まり…

私も、やや回復傾向で、やっと外に出られるようになった。
プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.14
 
~ Keep the holy fire
       burning ~

伊津野 重美 朗読

2016年11月3日(木・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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