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ヤリタミサコさんの私信より「フォルテピアニシモ vol.5 ~『ataraxia』出版記念~」

今回は、一番強い印象は、「おきなぐさ」でした。
たぶん、私の中では、えみちゃんのイノセンスと賢治のイノセンスが
共鳴しているのだと思います。
先入観なしに聞いているつもりですが、賢治さんの無垢な言葉たちが
えみちゃんの身体をとおって現実にリアライズするので
ファンタジーの中にどっぷりつかっていく楽しさがあります。
で、そのお話が終わると、あれーー、って現実に戻っちゃうような。
子どものころに絵本を読んでもらい、それがものすごく楽しいので
終わってほしくない、みたいな。

また、Ⅰ部後半部分、「れいこ」から「腕をください」まで、ずっと
歌集『紙ピアノ』の映像や歌を思い出しながら、
えみちゃんの以前のステージのことも重なりつつ、聞いていました。
何度聞いても涙が出るのはなぜでしょう、と、何度も思います。 
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ヤリタミサコさんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.5 ~『ataraxia』出版記念~」

・スクリーンに投影された四季の写真は、未発表の連続ショットもあって、
 動きやその場所の空気がよくわかってよかったです。
・水の夢のエピソードからスクリーンなしの水の映像が、空気か空かわからない、
 荒々しくざらついた抽象のイメージで、とても深い深層心理を動かしてきました。
 だからそのあとの「腕をください」は耳で聞くのに聞いていないで、
 心象風景だけ(自分の)を見ていた気がします。
・桜の映像では、もつ紙にもワンピースにも桜が映りこんでいて、
 えみちゃんは桜の精そのものでした。
 賢治の「おきなぐさ」のラストシーンの声が自然界の命たちの声で、
 えみちゃんは人間でなく自然界の命になっていました。
・「レモン哀歌」は えみちゃんの声から映像と香りがはっきりと見え、香りました。

生野毅さんのアンケート「フォルテピアニシモ vol.5 ~『ataraxia』出版記念~」

すばらしかったです。
完璧でした。

『ataraxia』の岡田敦さんの写真は、昨年末に新宿で拝見させて頂いた時にも感じましたが、波の飛沫、雪の森林、白原、それらの一瞬一瞬が、凍てつくような明晰さ、鮮やかさで刻印されているように思いました。その凍てつくような鮮やかさは、この上なく美しいものでありながら、「死」につながるような「一瞬」であることも感じました。しかしそれだけに、この世の一瞬一瞬のかけがえのなさ、いとおしさが岡田さんと伊津野さんの身体、言葉によって表現されていると思いました。

今回の公演では、スクリーンの上げ下げ、後半の壁面や床を這うミラーボールのあるかなきかの光、伊津野さんの入場と退場、そうした細部まで、完璧に入念に構成されていることに驚きました。
そして、<生>と<動>へと激しく衝迫する伊津野さんの声/身体…。
次回も楽しみにしています。

『ataraxia [photo theater]』App Storeで配信開始

phototheater01.jpg


写真集『ataraxia』(岡田敦・伊津野重美)が、守時タツミさんに素晴らしい音楽を入れていただき、[photo theater]として、世界同時配信(全世界約80ヶ国)されました。




『ataraxia [photo theater]』
第33回木村伊兵衛写真賞受賞の写真家・岡田敦と、音楽家・守時タツミが生み出したiPhoneアプリ。


「photo theater」は、iPhoneを通じて日本のクリエイターの作品を世界中に届けたい、そんな想いから生まれました。シリーズ二作目となる本作「ataraxia」は、第33回木村伊兵衛写真賞に輝いた新進気鋭の写真家・岡田敦を迎え、同氏が写真集『ataraxia』(岡田敦・伊津野重美、青幻舎)で表現した神秘的な“静”の世界と、音楽家・守時タツミによる美しい旋律が出会い、生まれました。

playモードでは、厳選された30枚の写真のスライドショー映像と音楽に浸ることができます。shuffleモードでは、毎回60枚の写真の中から30枚がランダムに選択され、観るたびに新しい“ataraxia”を体験することができます。寝る前の5分間、仕事の合間の5分間、ちょっとした空き時間、世界で一番身近な劇場を訪れてみませんか。

キクチアヤコさんの日記より「フォルテピアニシモ vol.5」

4/4 伊津野重美ソロ朗読ライヴ「ataraxia」@吉祥寺スターパインズカフェ

 大好きな歌人・えみさんと、写真家・岡田敦氏のコラボレーション写真集「ataraxia」出版記念ライヴであり、えみさんの朗読活動を統括するライヴでもあった。過去には歌人・穂村弘氏、舞踏家・点滅氏、チェリスト・mori-shige氏など、様々な分野とのコラボレーションを重ね、この日はたった一人でステージに臨んだ。岡田氏の写真スライドショーを交えつつではありながら、一人でのステージは、これまでで一番重みがあったように思う。新旧織り交ぜての作品朗読は、ご本人にとっても苦しい過去を見つめ直す作業でもあっただろう。しかし、決して感情に溺れることなく凛として立つ姿に、息苦しくなる。シンプルなステージ進行の中、最後の叫び・・・祈りを発する声と姿を見届けた時、やはり泣いてしまった。えみさん、お疲れ様でした。どうぞこれからの生活が、心安らかでありますように。 

ひろたえみさんの日記より「フォルテピアニシモ vol.5」


しろい声の残像を


まだ


眼のなかにのこして
過ごしています


いつのさんの五回目の『フォルテピアニシモ』
素晴らしかったな




よみがえる
よみかえる

きっと


なんどでも


と想う





じぶんがながく
取り組んできたことどものなかにあり



その日曜日

いつのさんの一瞬の声に

岡田さんのある一枚に



ふかいこたえを
もらってしまう



写真と声とことばと

そしてひかり


こういうものあんまりみられないよ、
と思った



しゃぼん暮らし

B GALLERY藤木さんの日記より「フォルテピアニシモ vol,5」

フォルテピアニシモへ
昨日吉祥寺のSTAR PINE'S CAFEで行われた、
【フォルテピアニシモ vol,5】に行ってきました。

伊津野重美さんによる短歌や詩などの朗読が、
写真家/岡田敦(第33回木村伊兵衛写真賞受賞)さんの
作品と共鳴し合い、とても素晴らしいものでした。

感動させてもらいました。
伊津野さん、岡田さん、ありがとうございます。

誤解を恐れずにいえば、
「言葉では表現出来ない表現」に携わることが私の仕事ですが、
記憶や未知性といった芸術の持つひとつの性質を、
"朗読"によっても感じることが出来るのかもしれないなぁ。。。
そんなことを感じさせてくれる体験でした。

プログラム「フォルテピアニシモ vol.5 ~『ataraxia』出版記念~」

 「フォルテピアニシモ vol.5 ~『ataraxia』出版記念~」プログラム


DVC00015.jpg


                       詩・短歌・日記 伊津野重美(*印)                       
  Ⅰ『紙ピアノ』


「雨の街に」  短歌*

「紙ピアノ」  短歌*

「ちいさな炎」  詩*

「れいこ」  詩*

「dawn chorus」より  日記*

「腕をください」  短歌*


  Ⅱ『ataraxia』

「もうすこし雨が」 詩*

『桐の花』より  短歌 北原白秋

「水中花」  詩 伊東静雄

「レモン哀歌」  詩 高村光太郎

「暁の夢」  短歌*

『ひとさらい』等より  短歌 笹井宏之

「桜」  曲 笹井宏之

「おきなぐさ」  童話 宮沢賢治

「遍し 光」  短歌*

  *

 写真 岡田 敦

プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

********************

フォルテピアニシモ vol.14
 
~ Keep the holy fire
       burning ~

伊津野 重美 朗読

2016年11月3日(木・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

**********************

伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

**********************

「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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