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岡田敦写真展 「ataraxia」

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木村伊兵衛写真賞受賞第一作
岡田敦待望の最新作『ataraxia』(アタラクシア)
木村伊兵衛写真賞受賞作『I am』から2年半。
写真家岡田敦と歌人伊津野重美が紡ぎだす幻想的で美しい世界、アタラクシア・・・。  
写真の中に潜む“光”や“祈り”のような世界を、この機会に是非ご覧ください。

*


木村伊兵衛 写真賞 受賞第一作
岡田敦 写真展 「ataraxia」(アタラクシア)
BEAMS JAPAN / B GALLERY
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-32-6 BEAMS JAPAN 6F
TEL:03-5368-7309
2009年11月19日(木)~12月25日(金)(会期中無休)
クロージングパーティー : 2009年12月23日(祝・水) 18:00~20:00

会場にて「生命の回廊」笹井宏之追悼号販売

[高画質で再生]

岡田敦 「ataraxia」 BEAMS JAPAN / B GALLERY [ソーシャルネットワーク]
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プログラム「フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~」

 
   「フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~
    痛かったあの日のきみと見た空の喪失点を覚えています

    出演  伊津野重美 朗読    mori-shige cello



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photo 田中流      at STAR PINE'S CAFE



     program
     
                    詩・短歌・断章 伊津野重美(*印)

「Grace」 短歌*    
「紙ピアノ」 短歌*

『生命の回廊 vol.1』 -笹井宏之追悼号-より
 「はやく明るくなればいい -笹井宏之さんに-」 詩 斉藤 倫
 「untitled」 詩 村上きわみ  短歌 笹井宏之
 「こんにちは」 短歌 ひぐらしひなつ

「桜」 断章*
「ちいさな炎」 詩*
「れいこ」 詩*
「遍し 光」 短歌*


詩メドレー  with mori-shige
 「いのり」 詩 山村暮鳥
 「風のうた」  詩 安水稔和
 「夢みたものは」 詩 立原道造
 「驟雨」 詩 吉原幸子
 「追放」より 詩 吉原幸子
 「愛」 詩 吉原幸子
 「樹下の二人」 詩 高村光太郎
 「山麓の二人」 詩 高村光太郎
 「レモン哀歌」 詩 高村光太郎
 「永訣の朝」 詩 宮沢賢治

笹井宏之に捧ぐ
 「暁の夢」 短歌*
 「きりんの脱臼」 詩 笹井宏之
 「無題」 詩 笹井宏之
 『ひとさらい』他 短歌 笹井宏之
 「Lament」 短歌*

終演 「桜」「生命の回廊」 音楽 笹井宏之
     【SaSa-Note】 —笹井宏之楽曲集 —より


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浦歌無子さん『耳のなかの湖』

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浦歌無子さんが第一詩集『耳のなかの湖』(ふらんす堂)を刊行されました。

あらかじめ穿たれていて、そして、決して埋まることのない自分の中の暗い虚(うろ)に、息をつめて深く深く降りてゆき、どんどん薄れてゆく人を、私も遠くから息をつめ祈るようにして見守っていました。
ご出版が、ほんとうにうれしいです。


失ってゆく体温、虚を満たす水・・・
私達を隔てる皮膚は、初めから奪われている。
女性独特の繊細かつ魔的な身体感覚・・・

魚系低体温症の方は、特におすすめしたいです。
私は小動物系高体温症ですが、読み終わったときに、しばらく書いていなかった詩を、なんだかまた書きたくなりました。



ちりぢりのさくらいろの嗚咽を口に封じ込めた
あの日の花びらに濡れ続ける
黒髪 内耳 首すじ 脊髄 足の指
いまだあなたのために用意されている
四月のわたしの水脈です

    (浦歌無子 『耳のなかの湖』より「花びらフル」部分)

新居昭乃さんより岡田敦 写真展 「ataraxia」ご紹介


歌人、伊津野重美さんと写真家、岡田敦さんのコラボレーションによるataraxia展が始まりました。

この世のものとも思えないような美しい写真群をぜひその目で見てください。
 

新居昭乃Official Blog「水の惑星」
新居昭乃Official Blog「アタラクシア」
新居昭乃Official Blog「伊津野重美さんのライブ」

excite.ismにて岡田敦写真展「ataraxia」 ご紹介

2008年に写真集「I am」で“写真界の芥川賞”といわれる木村伊兵衛写真賞を受賞した岡田敦氏。ビームス ジャパンにて受賞記念特別展示をしてから1年半ぶりとなる個展「ataraxia(アタラクシア)」が、東京・新宿のBギャラリーにて開催される。

 今回の個展では、12月下旬に発売予定の最新写真集「ataraxia(仮題)」(青幻舎)の刊行に先駆け、写真集に収められた未発表の作品を多数展示する。2005年に手がけた歌集「紙ピアノ」でコラボレーションした歌人の伊津野重美氏と再びタッグを組み、美しく幻想的な世界を繰り広げる。

 “ataraxia”とは、古代ギリシアの哲学者エピクロスが唱えた思想。これは、自身が肉体的快楽より精神的快楽を重視しており、肉体的快楽をむしろ“苦”と捉えた考えのこと。今回の新作について岡田氏は、「物質的、あるいは肉体的快楽を越えたところにある精神的幸福とは、祈りの心境に近いのかもしれない。約2年半前に発表した前作「I am」をつくり終えてから、そんなことを考えていた」と話す。

excite.ism

ヤリタミサコさんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

今日はえみちゃんはメディア(媒体)でしたね。
もちろん、笹井さんやれいこさんやえみちゃんの存在そのものの悲しさ美しさは充分に伝わるけど、それ以上に、きき手皆が「自分とあの人(それぞれにとっての)」のことを想いながらきいていました。
完全に、「歌人伊津野重美」というよりは、何か、身体と声に何かをのせて運ぶ人だと思います。普遍性を獲得していた。
人間といのちの普遍性ね。チェロは街の音、風の音、水の音、と音を出すときと、人間の感情を表すときがあって、とても合っていたです。
えみちゃん自身の歌は「草書」になっていたみたいで、すごくよかった。楷書の強さから草書のやさしさ。

三角みづ紀さんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

メロディを伴わない言葉について、考えるならば
それでも重美さんの声は音楽であると思いました。
反射のような光であったり、流れる水のようであったり、
今日の重美さんは雪解けのようでした。素敵でした。

アンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

アメージンググレイスを鳴らすバグパイプの音が、グリム童話のハンスぼっちゃんハリネズミの物語を想起させられ、生きること死ぬこと殺されること強制されることなどの歴史をも感じさせられたが、朗読は伸びやかで耳に快くなじむ。朗読の楽しさを堪能した。
時間の経過が短くて、後半チェロの音が人の世を微分するかのように、ひびく。
現代に生きてゆくだった。
時間のつみかさねを、最後にピアノの力強い音が活字の文字のように総括するように朗読の声が、祈りでもあるし意志でもあるように耳に残る。

井谷享さんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

すばらしい空間でした。
声と言葉の強さを改めて認識しました。
私もがんばろうと思います。

アンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

今日はじめて詩、短歌の朗読会にきました。
伊津野さんの表現力に心がうばわれました。
作詞の1つ1つの言葉が心にとびこんできました。
今日、来ることができて、幸せでした。
ありがとうございました。



最初からずっと泣きっぱなしで
考えがまとまらないので、
また伊津野さん宛てにお便りさせてください。
とりあえず、泣きながらできたけど
伊津野さんの魂、受け止めきれて(?)良かったです。



素敵な照明と素敵な音楽
そして伊津野さんのすきとおった力強い朗読がとても印象的でした。
演出もすばらしく
アタラクシアの世界観をすこし知ることができたように思います。


素晴らしかったです







生伊津野圧巻でした。
うたもさることながら 音楽 照明 すばらしかったです。
もう一度ゆっくりと紙ピアノを読みたいと思います。



胸がつまってしまって
あとでメールを書いておくります。

井口和泉さんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

胸がいっぱいですぐに言葉が出てきません。ふ~@
あらためて、ゆっくりメールかお手紙します。
ご準備等、たいへんでしたと思います。
おつかれ様でした!

アンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

本当に「失う」という事を私はまだ知らない、と気づかされました。
小さな嫉妬や自己顕示欲に左右されている自分が情けない…。
自分の大切な人たちを、もっともっと大切にできる人間になりたいです。
そして、えみさんの様に、表現できるようになりたいです。
最後、ボロ泣きでした。。
えみさん大好きです。

イダヅカマコトさんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

大きな器に浮かんでいる花がゆっくりと根をはって気付くと
大輪の百合が立ち上がっていました。

アンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

はじめて見にきました。
全体が統一されたとてもすばらしい空間になっていてよかったです。
私はささいさんのファンであるので、
ささいさんの歌や詩や音楽がきけてよかったです。

谷口太志さんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

魂が身体という器に収まって生きる、ということは苦しいことで、それゆえに輝いて。
人が人だけでこの世を生き抜くには「祈り」が必要なのでしょうー。
的な漠然とした想いを、想いに自然に至らせてもらえました。
五感を楽しませる、感動を求めて、という意味での「ステージ」を期待していた面が半分。
それとは違い心の滋養、単純にそれを求めて足を運んだ面が半分でした。
前者は私自身のこれまでの経験によるところで、興味の強い部分だからなのですが、全くそれらを求めることの意味のなさを感じずにはいられなかった。
表現という言葉の奥深さに触れました。
魂を削り、心身を痛めつけて、ひり出た言葉達を聴く。
聴いた時に、その痛みを、想いを求め、感じ、安らぐというか?

雪でもいいじゃないですか。
とけた水には樹の根に届き森を育てます。
潤わされました。
ありがとうございました。

桜井律子さんのアンケートより「フォルテピアニシモ vol.4」

伊津野さんの中で、笹井さんがしっかりと生きているのを感じました。
笹井さんという方を私自身はよく存じ上げませんが、
すべての人の中に生きている大事な人達に光を当てて
頂いたような気がして、私の中でもその人達の力が
湧き上がって来るのを感じました。
最後の光は、ここにいるそういう人達皆に当てて下さっていた気がします。
魂が浄化されたようです。
私の好きな人が幸せになれば良い、私の嫌いな人が幸せになればいい。
亡くなっていく人達はきっと皆このメッセージにたどりつき、
私達に伝えてくれているような気がします。

新居昭乃さんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

アタラクシア

伊津野重美さんライブ、素晴らしかったです。

こちらのブログを見て参加してくださった方も何人かいらして、その中のおひとりからはお声もかけていただきました。 ありがとうございました。 えみさんライブをどう受け取られたでしょうか。

えみさんご自身、心身の苦痛、暗闇、絶望を体験され、そこから抜け出て光のほうへ歩こうとされている方です。 そういった痛みを知る者として、今その中にいる人のために歌を詠むのですと、おっしゃるのです。

えみさんが心の同志のような存在である大切なかたを亡くされたのが今年の1月。 その辛さをくぐり抜けてのライブでした。 純粋な、美しい思いが、こちらのたましいに直接染み通ってくるようでした。 

『地のおもて濡らさぬほどのかそけさに 雪・・・・・ 君逝くを知る』(伊津野重美)

若くして亡くなられた歌人、笹井宏之さん追悼号となる「生命の回廊」が創刊されました。 えみさんの手による同人誌です。 えみさん、笹井さんはもちろん、他の歌人の方々の素晴らしい歌も数多く紹介されています。 BEAMS/Bギャラリーで行われる岡田さんの写真展ataraxiaでも販売されるようです。

えみさんが水に浮かぶ、この幻想的な写真もライブ会場に展示してありました。
写真展も大変楽しみです。 今月19日から。。。*

キキさんの日記より「フォルテピアニシモ vol.4」

伊津野重美『フォルテピアニシモ vol.4』
笹井さんの短歌は読む人をも優しくするようで、伊津野さんがこれほど柔らかい空気をまとっていたことはわたしの知る限りなかった。笹井さんの優しさと伊津野さんの悲しみは、彼を知らないわたしの中にも流れ込み、感受性の鈍いわたしはそういうものが共有できると思っていなかったので、前半の終わりの方で(泣き)少しパニックになった。

休憩中に気持ちを落ち着けることができたので、後半はmori-shigeさんとのコラボレーションを堪能。特に高村光太郎の『樹下の二人』が素晴らしかった。今テキストを確認してみたのだけど、やはり自分で読んだだけではあれほどの広がりは感じられないので、声や音、照明などの空気全体でイメージを掴むことのできる朗読のよさをしみじみと思う。

受付の周りには花と岡田さんの写真が飾られており、笹井さんのご家族が寄せたお花が目を引いた。そうそう伊津野さんをたとえるとこんな感じ…と、伊津野さんがそこに座っているみたいで。

斉藤倫さんの私信より「フォルテピアニシモ vol.4」

いまもまだうまくいえないのですが

 朗読のわりと早い段階で
 「あ、届いた」とおもったのです
 そのあとも「いま、届いてる」とおもった瞬間がなんどかあって

それは本当に幸せな体験でした

http://teofulteoful.seesaa.net/

瑞紀さんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

あなたのようで

11月1日、伊津野重美さんの朗読ライブ『フォルテピアニシモvol.4~笹井宏之に捧ぐ~』に行ってきた。
副題にあるとおり、今回は、今年1月に急逝された歌人の笹井宏之さんの追悼ライブ。

そんなことわるわけはないのだが、途中、何度か、泣いてしまうのではないかと思ってしまう間があって、そのたび天を仰いだ伊津野さんの姿が印象に残った。

  踏み抜きし哀憐の庭 まだここを私は降りる訳にはいかない    伊津野重美

詩メドレーのmori-shigeさんのチェロは、寄り添うような演奏がすばらしかった。


笹井作品の朗読を聴きながら、伊津野さんの朗読はやはり祈りのようだと思う。祈りは、皮膚や肉を突き抜けてうちがわを打つ。うちがわで響く。


創刊されたばかりの詩誌『生命の回廊』vol.1(笹井宏之追悼号)を開いて読みはじめると、涙が出てきて、閉じる。また、開いて、閉じる。結局、会場ではちゃんと読めなかった(ライブが始まる明るいところで滂沱としているのはちょっとなぁと思って)。
今もまだ開いたり閉じたりしている。 

  拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません    笹井宏之

伊津野さんのライブでずっと朗読されている詩「れいこ」が活字となっていたのがうれしかった。必ず大泣きしてしまう詩なのだ。たぶん、始めの頃は、「次の世界」に発ってしまった人のことを思って。そして、最近は、「次の世界」に行きたがる自分へのメッセージを思って。

当日は写真家岡田敦さんの写真展示もあった(一粒で二度おいしい)。
『生命の回廊』を開いて、閉じて、岡田さんの写真を見にいくということを二度ほどやってしまう(たぶん、挙動不審なやつだったろう)。
今回はパネルだったのがちょっと残念だったけれど、惹かれる写真ばかりだった。曼珠沙華の写真と雪の海辺の写真が好きで、終演後しつこいくらいに眺めてしまった。


休憩と終演に笹井さんの曲が流れた。文芸だけでなく芸術の才もある人だったのだ。
神様は意地悪だな。もう少し、もう少しだけ、こちら側に彼をとどめておいてくれてもよかったのに。
わたしは笹井さんと交流がなかった。どのタイミングでもよかったのだ、思い切ってメールすればよかった。
もし「次の世界」で見かけたら、きっと声をかけよう。手紙を書こう。メールを送ろう、と決めている。


  青年は静かに笑まうわたくしのワンピースにも実を落としいて


伊津野重美さんのホームページ http://homepage2.nifty.com/paperpiano/
笹井宏之さんのブログ(現在はご家族が更新されています)http://sasai.blog27.fc2.com/
mori-shigeさんのホームページ http://www.mori-shige.com/
岡田敦さんのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cec48450/

井口和泉さんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

伊津野さん

伊津野さんのことを考えるとき、いつも、秋の透明な陽を浴びて、
目映く輝く黄金の葉をふさふさとたくわえた銀杏の木を思いだします。

色づいた銀杏は、大きな金色の塊だけれど、
風に揺らされてはらはらと散り落ちてしまう。
儚さと美しさと巨きさのバランスの危うさを
思って、ときどき、胸が、ぎゅっとなります。

岡田敦さんが撮られたいくつもの重美さんの写真の中から
フォルテピアニシモのフライヤに選ばれた作品では、
何層にも重なる黄金の銀杏の葉の上に横たわる姿にも、
これだけが彼女の姿ではない、とわかりつつも、
不思議としっくり感じていた。

雪とか、桜じゃなくて、銀杏ねえ。
初めて伊津野さんの公演を観たのが、秋だったからかなあ、
なんで銀杏の木なのかなあ、と、ずっと思っていました。
(いや、わたしは大きな色づいた銀杏が大好きなんだけど)

朗読を聴く時には、白い、透明な、透徹なイメージなのに、
なんで思い出すときは、黄金の秋の葉、なのかなあ?
というのは、実に2年にわたるささやかな疑問でしたが、
帰りの電車で、人の声に色がついて視えるアカバネさん(すてきだ)が
重美さんの声を「朽葉色」と言った時に、とてもとても納得した。

朽葉色というのは、そのままの色で、朽ちた葉の色ですが、
フランスの色見本(持ってる。スキ)を繰ると、厳密には違うが
同じ色は「mordore」という名前になる。
朽葉色というか、金がくすんだ金褐色で、
名前は直訳するとそのまま「黄金の死」。

ああ、それかあ。
という気持ちでした。
永遠を生きる色である黄金と死の組み合せに、
まだうまく言えないけれど、とても納得した。

誤解しないでほしいのは、
彼女の作品や朗読、また、彼女自身から
「死」だけを連想することでは、決してない。
その前置きをした上でわたしが思うのは、
作品を読んだり、彼女自身の声の朗読により、
立ち上がってくる世界に自分の心が触れた時、
生きる、生きた時間、命のその先にあるなにかを
感じてしまうからじゃないだろうか。

ああ、まだ十分にうまく書けないんだけど。
伊津野さんの作品や朗読は、時間を置けば置くだけ、奥まで響く。
公演の直後にヤリタさんが「上からの強い力で圧をかけるよりも、
足下から優しく揺らされた方が、ずっと沁みてくるもの」と話されたように、

人の心を、揺らす。
内側から、扉を、押す。
心を、その人の意思に関わらず、花が開くように、
その人自身につまびらかにしてしまう。
伊津野さんの作品や朗読に触れて、涙を流す人が多いのは、
そういうことなんじゃないだろうか。
黄金の葉が風でさわさわとさわめくように、
ほんの小さなきっかけで散ってしまうような、
自分の心の中の揺らぎを、思い出させてしまうからじゃないだろうか。

日々の中で、
うれしい、やさしい、明るい、満たされた時間だけでなく、
どうしようもなく傷ついたことや傷つけられたこと、
あるいは、自分が傷つけたことを思い出す。
何度も繰り返して、心が泥沼にはまるけど、
それでも生きていくことで得られる喜びと誇り、優しさを望む。
望むほどに辛くても、その気持ちを見失わない矜持をわすれずに、
足を進める。進めたい。進めてほしい。

そんなそんな気持ちを、思い出させたりしてしまうからじゃないのか。
散り落ちてしまうけれど、燦々と輝く黄金の銀杏の木を思い出すのは、
生きる時間というものが、そういうものであってほしいと、願う私が、
重美さんにゆらされた心が映す希望の絵なのではないのか。
朽葉になるとしても、朽葉の中にある、生きた時間を、
天に高く誇り高く豊かに揺れる黄金の木の美しさや巨きさを
否定出来る人なんか、いないだろう。

なんだか、まだ、まとまってないくて、ほんとに書けないんだけど。

そうです。
東京に行ったのは、
伊津野さんのライブに行ったのでした。

おつかれさまでした。
ほんとにほんとに。
よく休んで。

相槌太郎さんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

フォルテピアニシモ vol.4

直前まで色々あって前売り券も買わずにいたけど、どうしても会いたかったので吉祥寺まで行ってきました。
家を出る時は怪しい空模様だったが(彼女と会うときはいつも雨模様)、駅に着いたときは雲ひとつない青空だった。
早く着いたのでサンロードでぶらぶらしてたら、開場ギリギリで慌てて向かう。
入り口は階段の上まで並んでいた。中に入るとほぼ満席。「よかったね」と思いながら席に座り見る。伊津野さんの笹井さんに対する思いがひしひしと感じる舞台でした。バックライトが当たったときに、思わず泣きそうでした。(帰りに電車の中で今回発売された「生命の回廊」を読んでいて頷いてしまった)今回もmori-shigeさんとの息もぴったりで素晴らしく会場に流れていた曲が笹井さんの作曲だったとか。見に来てよかった

三角みづ紀さんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

フォルテピアニシモ

今日は
歌人の伊津野重美さんの
ライブに行きました


とにかく
うつくしくて、
息をするのも
うつくしくて、

照明と
音と
散らばる紙や
きれいだったなあ

重美さんは
うつくしいし
つよい。



とても
素敵だった。

キクチアヤコさんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

与える人

伊津野重美さんのソロ朗読ライヴ、鑑賞。

あんなに小さな身体で、どうしてこんなにも色々と与えてくれるのだろう。

活字で親しんでいる歌や詩たちが、えみさんの身体に乗って、放たれ、まっすぐに飛び込んでくる。それは突き刺さるようであり、包みこまれるようであり、息苦しくなるほど私の胸をいっぱいにする。

えみさんは、世界で一番うつくしい表現者。

また必ず、会いに行こう。

小林真紀子さんの日記より「フォルテピアニシモ vol.4」

感想「フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~」

11月1日、歌人・伊津野重美さんの朗読会「フォルテピアニシモ」に行ってきました。
今回は、1月に夭折した歌人・笹井宏之さんを軸に全編構成されていました。

開演直後から伊津野さんの気迫に圧倒されたわたしは、
上演中ずっと涙流しつづけ
一番前のど真ん中なのにこれはない…と自分でも思ったのだけれど、止められず
結局、その日の19時くらいまで断続的に泣いていました。

終演後、久しぶりに会ったお友達から
「笹井さんとお知り合いだったの?」と聞かれました。

それほどにわたしの泣き方は尋常ではなかったのでしょう。

泣きじゃくる子どものように、ただ頭を横に振り、面識のないことを伝えました。

わたしが短歌の読者であることを自覚的にやめた頃、
笹井さんは歌葉新人賞を受賞されたようで、いわばすれ違いでした。

けれど、伊津野さんのことを知っている。
それだけで充分でした。

高潔で純度の高い伊津野さんのたましいが、それに見合うだけのたましいと邂逅し
ごく許された時間の中で交感したのでしょう、
そのたましいのやり取りそのものが見えてくるような朗読でした。

伊津野さんの朗読はいつも、その詩ほんらいが持っていた音の世界を
再現するようなふしぎな力を持ちます。
活字化されて死んでしまったことばのエネルギーを再生するような力です。

今回は、その生のリアルのライブの力が特にひしひしと伝わってきました。

聞いているうちに、伊津野さん経由であった笹井さんが
舞台の中央に主体として立ち現れてくるようになり、
笹井さんが病躯をおして、多くの人と交流をし、創作をつづけていたことが
見えてきました。

この笹井さんと交流のあった方々が笹井さんに寄せた詩・短歌が
伊津野さんによって、よまれました。

伊津野さんが、その方々の思いを大切にするように
一言一言、丁寧に発するのが本当に印象的でした。

最初、本当に開演直後の最初、
あ、喉、大丈夫かな、と心配になったのだけれど、
後はもうわたしが心配をする余裕がなくなるくらい、伊津野さんの世界は圧倒的でした。
お一人で、1時間半くらい、読みつづけてらっしゃいました。

七色の声でした。

伊津野さんの詩「れいこ」と、
「きりんの脱臼」での村上きわみさんと笹井さんの散文+短歌が
特に印象的です。

後者については、webで読めます。
http://www.enpitu.ne.jp/usr9/97379/diary.html
(※村上きわみさん執筆部分については読めません。あしからずご了承ください。
後述の「生命の回廊」には、掲載されていますよ!)

笹井さんの世界に触れてみてください。

これも読み返すたびに泣いてしまいます。

ほか、生前笹井さんと交流のあった方々が笹井さんに寄せた詩などは
「生命の回廊 vol.1」-笹井宏之 追悼号- で、読むことができます。
http://pigeonblood7.blog55.fc2.com/blog-entry-665.html


笹井さんや伊津野さんを知らなくても、短歌とか詩とかを知らなくても
こころに響くと思います。

えっと、入手方法につきまして、疑問等ありましたら、まずはわたくしまで
お問い合わせください!



数年前、短歌を読まないことにしたのは、
こころの栄養が取れないから、あるいは取りづらくなったから、でした。


「生命の回廊 vol.1」は、こころの栄養が詰まっていると思いました。


あと、笹井さんのご家族がつづけられているブログも
そのやさしさに胸を締めつけられます。

【些細】http://sasai.blog27.fc2.com/

桜井晴也さんのブログより「フォルテピアニシモ vol.4」

http://kizuki39.blog99.fc2.com/blog-entry-724.html

 今日は吉祥寺のSTAR PINE'S CAFEまで行き、伊津野重美さんの朗読ライブ「フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~」を見てきた。なんかみんな号泣してた。朗読を見るのは、「詩手帖50年祭」と「俊読」に続いて3回目だと思う。それで、朗読を見るたびに「ききかたがわからん」と思う。それでも「言葉はすごいな」と思った。
 あたしはほんとうには好きなものはなんにもないのかもしれないと思った。小説も、詩も、短歌も、朗読も、ダンスも、演劇も、音楽も、絵も、写真も、パフォーマンスも、他人も、ほんとうはぜんぜん好きではなくて、ただどうでもいいものでしかなくて、とてもむりしてそれらを好きになっているのかもしれないと思う。ただ、何かをむりに好きになることでしかありあまる時間を消化することができないのだとしたら、べつにそれでいいと思う。何かを好きになることでしか何かを好きになれないとしたら、あたしはとても醜いかもしれない。だから、きれいになりたい。
 伊津野重美さんの朗読を聴くと、「もっと詩や短歌を好きになりたい」と思えた。そういうふうなことをわざわざ思わせてくれるものは、とても少ないから、ちょっとうれしい。
 伊津野さんは世界征服ぐらいできそうだった。チェロを弾いていたmori-shigeというおっさんはとてもかっこうよかった。

「フォルテピアニシモ vol.4」感謝

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フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~

出演 伊津野重美 朗読 
    mori-shige cello


写真 岡田敦
記録 田中流
制作 赤刎千久子
構成・演出 伊津野重美

「フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~」

チラシ



********************************************************

フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~
http://homepage2.nifty.com/paperpiano/sasagu.html

  痛かったあの日のきみと見た空の喪失点を覚えています
 

出演:伊津野 重美(朗読)   
mori-shige (cello)


『生命の回廊』 vol.1  笹井宏之 追悼号 先行発売!

会場にて岡田敦ミニ写真展「ataraxia」


日時:2009年11月1日(日)12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

料金:前売 2,500円  当日3,000円 (別途ドリンク代)
   チケット店頭発売 10月1日(木)より

STAR PINE'S CAFE http://www.mandala.gr.jp/

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1   TEL:0422-23-2251
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
吉祥寺駅・北口を出て、吉祥寺大通りを北に直進し、
ヨドバシカメラを越えた角を右折。
20mほど進むと左手にSTAR PINE'S CAFEが見えてきます。

*小学生以下のお子様のご来場はご遠慮くださいますようお願い申し上げます


 ◇ 伊津野 重美

1995年より作歌を、2000年より朗読の活動を始める。
2005年に第一歌集 『 紙ピアノ 』(写真/岡田 敦)を風媒社より刊行。
自らの企画で演出、出演をこなしながら、他の作家や他ジャンルとの
コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
木村伊兵衛写真賞受賞作家である岡田敦氏と
写真集『ataraxia(仮)』を刊行準備中。
2007年より朗読ライブシリーズ『フォルテピアニシモ』を開始する。
空間と時間までも<詩>へと昇華させる朗読は、祈りのようでもある。
http://homepage2.nifty.com/paperpiano/

 ◇ mori-shige  

様々な音楽活動を経て、チェロによる即興演奏を行う。
国内外の音楽家、舞踏家、アーティスト等と数多く共演。
従来のチェロの奏法にとらわれない自由な演奏から生み出される
その音響は、繊細でありながら自在にして豊饒である。
http://www.mori-shige.com/


 ◆ 笹井 宏之 1982/8/1 - 2009/1/24

歌人。2005年に「数えてゆけば会えます」で第4回歌葉新人賞を受賞。
闘病のなか2008年に第一歌集『ひとさらい』(Book Park)を出版。
将来を嘱望されていたが、心臓麻痺により26歳で夭折。
http://sasai.blog27.fc2.com/


         「fortepianissimo vol.4 ~sasaihiroyuki ni sasagu~」

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プロフィール

いつのえみ

Author:いつのえみ
伊津野重美 

第一歌集『紙ピアノ』
1st Album『ひかりの素足』
詩誌『生命の回廊』発行・編集。

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フォルテピアニシモ vol.15
 
~ All can sing ~

http://paperpiano.la.coocan.jp/sing%20html.html

伊津野 重美 朗読

2017年11月3日(金・祝)
12:30 開場/13:00 開演

場所:STAR PINE'S CAFE

前売・予約¥2,500円+1drink
ペアチケット前売・予約のみ
     ¥4500+2drink
当日¥3,000円+1drink
チケット前売発売10月3日より
 前売は店頭販売かweb予約
予約アドレス
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/

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伊津野重美 1st Album 

『ひかりの素足』
歌人伊津野重美による初の朗読アルバム。
ゲストにチェリスト森重靖宗を迎えて、
宮沢賢治の童話「ひかりの素足」と
日本近代詩の抒情世界を精緻に紡ぐ。

全9曲、48分。定価 2,500+税

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「生命の回廊 vol.3
『えーえんとくちから 
  笹井宏之作品集』特集号」

2011年11月刊行

井口和泉 浦歌無子 
岸田将幸 斉藤斎藤
斉藤倫 樋口由紀子
ひろたえみ 三角みづ紀
ヤリタミサコ 夕暮マリー
伊津野重美

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